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サブウェイ123 激突 The Taking of Pelham 1 2 3
画像表示切り替え監督: | トニー・スコット |
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出演: | ルイス・ガスマン、デンゼル・ワシントン、ジョン・タトゥーロ、ジョン・トラボルタ |
時間: | 106分 |
公開: | 2009年 |
ジャンル: サスペンス、リメイク |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2023年11月18日 | 見た回数: 2回
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年03月13日 | 見た回数: 1回
ザ「まあまあ」映画。生涯映画視聴本数が500本を超える人クラスだったら、とくに意外だったり新しい感じを受けることはないでしょう。よくある話ですよ……とか、書き出そうと思ってたんですが、念のためWikipediaを見てびっくり。なんとリメイク3回目の名原作でしたか。
ぱっと思い浮かぶのは『恐怖の町(「SF/ボディスナッチャー」等)』ですが、リメイク3回もしている原作ってそうそうないですよね。
見ているときに自分の読解力が足らず、説明をしてもらってよさがわかる、という体験がない訳ではないけれど、でも、本作は、この手のあと付けの知識で面白くなるかってえと、それほどでもない。
トニー・スコットっぽいのを見たい、トラヴォルタンな雰囲気に酔いたい、ということでなければ、それほどでもないかなー。デンゼル・ワシントンはたしかに男前ですが、ちょっとデンゼルの無駄遣いかなという感じも。「マイ・ボディガード」や「デジャブ」くらいこってりとデンゼルだとたのしいのですが。
上述のとおり、トラヴォルタはいいかんじなんですが、うちの奥さんは識別できてませんでした。あれだけ映画見てんのに、とおもうと理解に苦しむが、でべもゲイリー・オールドマンの区別がつかないっていってるし、そういうこともあるのかな。僕も長年、大山のぶ代と大竹しのぶの区別つかなかったし。
なんとなく視聴。
丞二が「マネー・ショート」を見た後、「そういえばアメリカ映画でしばしばmortgageって言葉を聞く」と言っていて、そういうふうにも思ってなかったんですが、本作では、デンゼルとトラボルタの会話の中で「住宅ローンが」という下でバッチリ使ってるのを聞くことができました。
でもって、あらためて、このときに収賄の告白をして人命を救うのが、ちょっと見どころなんですね。
最近、「わかりやすい悪役」を見るのに疲れてしまって、なんというか、ただただ私利私欲か、あるいは想像力が全くないのか、そういう悪役を見ることが多いような気がしていて、たいへん食傷しているのです。
本作の悪役(トラボルタ)も大概ではあるのだけど、自己満足的に、鉄道管制官(デンゼル)との会話で、人殺しを諦めたり、諦念して撃つように命じたりと、うまいこと「ちょっと憎めない」余地を残していて、これくらいだったら見てられるようなあ、と思いました。