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柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2016年12月25日 | 見た回数: 1回
Wikipedia「海難1890」のあらすじがよくまとまっているので引用。
1890年に起きたエルトゥールル号遭難事件と、1985年のイラン・イラク戦争勃発時に、テヘランに取り残された日本人の救援のため、トルコ政府が救援機を飛ばして救出した出来事の顛末を描く。
ちょっと妙味なのは、テヘランに取り残された日本人とトルコ人達の場面では、エルトゥールル号遭難事件をそんなにこれ見よがしに取り上げないのです。
テヘランでの救援劇とエルトゥールル号遭難事件の、因果関係はそんなに露骨に描かれない。
でも、かえって、それがトルコの人たちの気質のようなものを感じさせて、ヨイです。
* * *
トルコといえば歴史を通じて、むちゃくちゃ強い軍隊を持つイスラム国、という印象ですが、一方で(なぜか)親日国という印象もあります。
この和歌山沖の遭難事件を広くトルコ国民が共有しているとは思い難いのですが、なぜ親日国イメージがあるんですかね*1。
さておき、鑑賞後の小学校六年生女子の感想が印象的でした。
なんでトルコのひとたちは、覚えているのに、私は、このテヘランの話を知らないの?
たしかにそういう印象を持っても不思議でない作りではあるものの、あのテヘランの空港の人々が、エルトゥールル号遭難事件を知っていたかどうかは、冒頭のとおりあやしいと思うのですよ。
でもまあ、そのように感じるのだなあ、と。
そうそうどうでもいいことですが、竹中直人さんがチョイ役で出ています。ほんとうにこの十年くらい、彼の立ち位置がよくわかりませんが、本作でも、なぜ出てきた、という印象です。あなた、誘目性高すぎるのよね。なにか意味のある役なのかなって思っちゃうじゃない……。
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Wikipedia「海難1890」のあらすじがよくまとまっているので引用。
ちょっと妙味なのは、テヘランに取り残された日本人とトルコ人達の場面では、エルトゥールル号遭難事件をそんなにこれ見よがしに取り上げないのです。
テヘランでの救援劇とエルトゥールル号遭難事件の、因果関係はそんなに露骨に描かれない。
でも、かえって、それがトルコの人たちの気質のようなものを感じさせて、ヨイです。
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トルコといえば歴史を通じて、むちゃくちゃ強い軍隊を持つイスラム国、という印象ですが、一方で(なぜか)親日国という印象もあります。
この和歌山沖の遭難事件を広くトルコ国民が共有しているとは思い難いのですが、なぜ親日国イメージがあるんですかね*1。
さておき、鑑賞後の小学校六年生女子の感想が印象的でした。
たしかにそういう印象を持っても不思議でない作りではあるものの、あのテヘランの空港の人々が、エルトゥールル号遭難事件を知っていたかどうかは、冒頭のとおりあやしいと思うのですよ。
でもまあ、そのように感じるのだなあ、と。
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そうそうどうでもいいことですが、竹中直人さんがチョイ役で出ています。ほんとうにこの十年くらい、彼の立ち位置がよくわかりませんが、本作でも、なぜ出てきた、という印象です。あなた、誘目性高すぎるのよね。なにか意味のある役なのかなって思っちゃうじゃない……。