んーと、ロジャー・ムーア、苦手かもしれん。スペクターが敵じゃないのでそこまで秘密結社感もないし、なんだろな。全体的にコメディ色も強くなってきてて、因幡の白兎のようにワニの上をぴょんぴょこ渡ってみたり、敵を風船みたいに膨らませて破裂させてみたりと、いまいち現実味もかける中、それを非常に真面目な顔をしてやってるのがなんとも乗り切れない。

あと、シャツ姿のロジャー・ムーア。ボタン留めろよ。

一大麻薬結社のボスはまぁまぁいいキャラだし、謎の人物はまた出てくるのかしら。とか期待も持てるんですけど、ボスの秘密兵器は頭じゃなくってナイフだったりするし、片腕が義手でハサミな怪人は自分の腕をうまく使いこなせてないし、曲はいいんですがそれに合わない感じも悲しいなぁ。

唯一、モーターボートでのチェイスは陸上まで走っちゃったりして、下手なカーレースやら前作のスキーでのチェイスシーンと比べても落ちない面白さはあったんですけど、それもちょっと長いんだよなー。

はてさて、ロジャー・ムーアって結構長いことボンドをやってたと思うんだけど、ちゃんと全部見終えられるかなー。