007 ノー・タイム・トゥ・ダイ NO TIME TO DIE
画像表示切り替え監督: | キャリー・ジョージ・フクナガ |
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出演: | ダニエル・クレイグ、ラミ・マレック、レア・セドゥ、ラシャーナ・リンチ |
時間: | 164分 |
公開: | 2020年 |
ジャンル: アクション、サスペンス、アドベンチャー、スパイ |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2023年09月11日 | 見た回数: 3回
石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2023年05月09日 | 見た回数: 2回
改めて見てみると、なるほど、これ、ちょっと往年の(ダニエル・クレイグ前の)007に雰囲気が戻ってるのか。スパイの秘密道具も最先端技術もふんだんに取り入れられ、いろんな諜報機関が入り乱れ、悪の巣窟を殲滅。
これでかっちょよくさっそうと事件を解決して、ボンドガールと仲良くやってエンディングを迎えたら、まさにイメージしてる007ではあるんですけど、今回はあの終わり方だったんでねー。
せっかく今回新たな007もでたことですし、流石にそこから復活されても困るけど・・・007 WILL RETURNではなくって「JAMES BOND WILL RETURN」なので、次のボンドを新たな007でやるわけにもいかんでしょうし、うーむ。ま、また話題にはなるんでしょうなー。
フェリックス・ライターとか、CIAの新人エージェントとか新007だとか、味方(?)側は結構魅力的なのが多かったのに対して、ちょっとラスボスが物足りないってのは惜しいね。今回のがあかんというわけじゃないけどやっぱり最後を飾る割には犯罪の目的だとか思想だとかがいまいちぱっとわかりにくくって困ったもんです。
とはいえ、いやー、終わったねー。という満足感と、なんだかんだで作品的には十二分に楽しませてもらったんで(あと、あのオチも別に嫌じゃないし)おすすめ評価は変わらなくていいと思いますよ。
さて、007コンプリートまであと・・・何作品だ??
石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2023年05月04日 | 見た回数: 1回
ラストの畳み掛けがなかったら多分評価は一段落としてた気がする。前作の感想でも書いたんですけど、一応あれで終わってハッピーエンドに終わって去っていくボンド。でいいやん。という気もしなくもなかったんでね。
そこにもう一回過去を掘り起こして更にエンディングを作る必要があったのかどうか・・・。
敵のスケール感とか悪役っぷりはやっぱり前作のほうが感じられて、おぉ、さすがはスペクター。という感じだったのに対して今作の敵はそこまでじゃない。何かなー、「ダークナイト・ライジング」のベイン的というかなんというか。いや、個人の価値観にとらわれない一人の人間の怖さというかなんというかはあるんでそれもちょっと違うか。
ただ、強大な敵(ダークナイトのジョーカーみたいな)の後の敵なのでどうしてもスケール感で負けてるというかなんというか何だよなー。
が、ラストの島での脱出劇や緊迫感はなかなかのもので、あー、これで完結。いい終わりじゃないか。とふつーに思っちゃんったんでやっぱり評価的にはこれに落ち着いちゃうのかなー。もっぺんクレイグボンド見直してみてもいいかも。とは思いました。
スペクターの時も書いたけどちょっと蛇足感というか、オマケ感というかそ~いう感じがするんだよねー。
スペクターの大物悪役感が薄れたってのもいただけないし、ダニエルクレイグの若干の歳のとりようとかもね。まー、年齢に関して言えばカジノ・ロワイヤルの時の若造感がそうかんじさせてるだけで、そもそもボンドなんて色気ムンムンなダンディなおっさんなので、大人の余裕とかそのへんでサラリと解決してくれればよいのです。イーサンハント的な無茶をしなくても良いので、パロマ嬢との共闘シーンなんかはちょっと良かったんですよ。派手なアクション。あれば有ったでよいのだけど、目が肥えすぎるとあかんね。
ただ、映画として全然あかんやんということはなくってですね、フィリックス・ライターの最期だとかパロマのスピンオフ作品出して欲しくなるくらいのカッチョ良さだとか、いいとこはいっぱいあるし十二分に楽しく見られる。
彼の物語は終わったけど、リブート版。またどんな感じになるのか楽しみです。若干ドシリアス路線からの脱却の空気も感じられたしね。