安定の羌瘣（清野菜名）のカッチョ良さよ。

トーントントントン（のリズムでワイヤーで吊られて飛ぶとこ）だけ、前にもかいたとおりにちょっとなー。と思っちゃうんですけど、そこからのアクションシーンは素晴らしいのだ。
長澤まさみちゃんがでてないんで、そこが物足りなくはあるんだけど、冷静に考えたら、なんか彼女苦手だなー。って昔思ってたことが嘘のようだな。

前作と比べると長澤まさみちゃんしかり吉沢亮くんしかりと、やっぱりキャラのたった（で、多分主役クラスの）人たちの登場シーンが割と少なめなのでちょびっとだけ落ちる気はするんですけど、戦場で相手の戦車隊に突っ込まれるときの恐怖感とか、山林での戦いなどなど、アクションシーンとかはなんだったら上を行ってるるんじゃないかなー。

王騎将軍の「イヤです！」が素敵。

もっかい見てみたけど、初回とそんなに感想は変わらないかな。
満足ではあるしね。

途中の清野菜名ちゃんの殺陣のシーンはカッチョよろしいのでそこだけ何回か見直したりしてました。最初のぴょんぴょん飛ぶシーンと、途中のくるくる回転しながら飛ぶシーン（背面跳びの方はかっちょいい）がワイヤーアクション感出過ぎてて惜しいなぁ。まぁ、常人離れした設定なんだろうけど、最初のぴょんぴょんは普通に長めに飛んでくれたほうがよりリアルだったかもしれへん。「るろうに剣心」のときも思ったけどワイヤーアクションの微妙さって人によっても感覚がちゃうから難しいとこやろなー。

大沢たかおの王騎将軍は相変わらず素敵。3作目は本格参戦らしいんで見たいと思いまする。

前作でちょっと物足りなかった本格的な戦争を補って余りあるくらい、ほぼほぼ戦場なので緊張感はあるんだけど、んー。なんだろう？前作のほうが個人的には好きかなー。今作もかなり力は入ってるし下っ端の歩兵から将軍までのそれぞれの立場での戦場を体感できるのはいいんだけど、なんというか王様とか偉い人通しの会話だとか駆け引き部分がちょっと今回少なくってただただアクションシーン満載。という感じになっちゃってるのと、豊川悦司の出来が大沢たかおの王騎将軍に比べるとどうしても物足りないというかしっくり来てないというか・・・。

アクションシーンは確かに良かったです。猪突猛進型体力おばけの山﨑賢人くんもそうですが、清野菜名ちゃんの動きがかっちょいいんだ。リズム感と柔らかさと女性らしさも加味しながら人をバッサバッサと斬り殺していく姿よ。前作の長澤まさみちゃんの時も思ったけどかっちょいい女性ってのは映えますよね。
今回も彼女の動きのほうが先行してる分、頑張ってる主役の彼がいまいち物足りなく感じちゃうというか何というか。

後半になって王騎将軍も出てきてらしさ満開で喋ってくれるのは嬉しいし、あと、佐藤浩市が異様に貫禄ありすぎて続編以降が楽しみだったりと、主役が暴れる単独の戦場がちょっと霞んじゃうくらいだったのです。
てなわけで、当然ながら続編は楽しみだし、前作ちょっと足を引っ張ってた橋本環奈ちゃんみたいな立ち位置のキャラもいなかったし総じて満足ではあるんですけど、ちょっと物足りない度合いがあるというか何というかがあるなー。