安定のオススメ。

かっちょよくって、なんとも懐かしい感じはなんだろう？と思ってたら、僕のベスト10に入る（かどうかはわからんけど）「ロッキー4」でした。いや、単純にボクシングだけの話じゃないですよ。ライバル→友情→強敵vs友→友の死→リベンジバトル→差別とかやめようや演説。
まーもとが宇宙最強なだけに、ロッキーのようなテンション上がるトレーニング風景は少ないんですよ。

そんなこんながあってもやっぱりサモハンカッチョいーなー。サモハンvsドニー・イェンのバトルなんてそれ明けでご飯山盛り3杯はいけちゃう。サモハンvsボクサーにラストバトルに、1対1の戦いだけに絞って言えば前作より素敵。
一方で一対多の戦いに関しては、今回は防御やらなんやらで道具いっぱい使ってくれるんで前作の10人組み手のほうがエグいなーと。

ということで、相変わらずの満足感でした。満腹満腹。

イップ・マンサイコー！

いやあ、本作もよかった。あらすじは石田さんが書いておられる通りなんですが、サモ・ハン・キンポーが、たいへんいいお味なんですわ。

前作の敵役がすっかり改心して、「結婚すると、世の中の見方も変わるよ」なんて言うからてっきり死亡フラグかと思ったら、そっちじゃないんですね。

ムキムキのボクサーがパーリングで全部いなしていくのは、すごい風景で、スウェーとかダッキングとか皆無なんですわ。まるでカンフー映画みたい（あ、カンフー映画か。ちなみにブロックもややカンフー気味でした）。

早いしよく動くしで、アクション映画はこうでなくっちゃという快作でした。ラストのブルース・リーもにやりとできる演出でしたね。

前作も評価アップしちゃってもいいかも。

面白い映画を薦めてくれてありがとう、石田さん。

イップ・マンサイコー！

いやー、久々に熱い感動巨編でしたPart2。

往々にして一作目が抜群に良い作品の続編にあたりは少ないので有名な映画会ですが、これはほぼ互角。「インファナル・アフェア」の時は若干熱が下がった感じな続編でしたが、今回はこれまた、サイコー。ってやつです。詠春拳かっちょいいなぁ。

前作「イップ・マン 序章」の純粋な続編で、話も終了直後から始まる。戦争も終わり、田舎を逃れ香港に出てきたイップ・マン一家。今度はイギリスの下に置かれた香港です。

実力が圧倒的な感じで武館を立てようと相変わらず平和に努力するので、世知辛い世の中、うまくいかないんですが、組合に入るために一悶着。サモ・ハン・キンポーとの机上での戦いがこれまたものすごいのだ。
ちなみに、「イップ・マン 誕生」でも出てきてたサモ・ハン・キンポー。立ち位置的にはある流派の師範でおんなじなんですが、あれは若かりし頃の話なので、全く別物。ただし、今作もものすごいかっちょいい。中国武術家の誇りのために戦って倒れたりね。

前作のvs空手に続く今回の強敵はイギリスのボクサー。とってもいけ好かないやつなんですが実力はあるし、実際に強い。ラストの戦いなど、異種格闘技戦でかつ、アウェイなので、蹴りは禁止とか厳しい条件かでイップ・マンを追い詰めたりもしちゃいます。が、いや、ネタバレでもなんでもないですな。倒されちゃったら、ブルース・リーの師匠になれないでしょうし。

ということで、今度はボクサーと戦い、さらにはその勝利と戦い後のコメントで他のイギリス人たちの心まで開いてしまう。このクダリは前作の抑圧されてた市民の蜂起と同様にジーンと来ちゃったもんです。

ということで、うん。文句なし、おすすめです。

ブルース・リーも追っかけてみましょうかねー。