次元大介

画像表示切り替え
監督:橋本一
出演:玉山鉄二、真木よう子、永瀬正敏、草笛光子、真木ことか、さとうほなみ、笹野高史、本宮泰風
時間:120分
公開:2023年
ジャンル:
アクションマンガ・アニメの実写化

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2024年05月22日 | 見た回数: 1回

ネットフリックスの「シティハンター」がえらく好評らしくてみてみたいんやけど、アマプラにはないのでしょうがない。
冴羽獠と並んで世界に誇る日本の銃の名手次元大介(ゴルゴ13もいたか・・・)。こちらを見てみました。

うん。あかんやつこれ。

ちょっとだけそれっぽく見えた小栗ルパンと玉山次元ではあったものの、もともと実写版の「ルパン三世」が大概ひどかったわけでして、なんでこれ作ろうと思ったんやろね?

外見から言うと、次元って結構頬がコケてるかコケてないかくらいの痩せ型で、鼻の下にヒゲはなくあごひげは結構長い。若干しゃくれ気味、口元はニヒルににやっと笑ったりするけど基本タバコ加えてる。目はたまにちらっと映るけど基本帽子で隠れて見えないという印象。
なんですけど、これも役者さん使うからしょうがないんやけど顔が全面に出てて若干丸みをおびた感じもある。これでなんとなく次元ってわかるだけ偉いと取るべきか、なんか違う。と取るべきかは人それぞれなんやろけど、たしかに次元ではあるけど、違うんだよなー。が先行しちゃう僕でした。
目ー常に隠すとか、外見寄せていく方法はいくつでもあると思うんだけどなー。それこそ「るろうに剣心 京都大火編」の時の藤原竜也くんを見習ってもらいたいとこである。

声に関してはしょうがない。一応役者さんが喋らなあかんわけやし、ルパンほど真似できる人も少ない(というか渋けりゃいいのか?)ので大目に見るとして、なんやろなー。

次にアクションシーンはやろうとしてる絵はまー及第点。ただ、スロー多用なでスピード感にかけるしリアルさに関して言うと、物足りない坂元半端ない。いやね、「イコライザー」だの「ジョン・ウィック」みたいなのやれとまでは言わんねんけど、撮り方?スピード感?ガンアクションの見せ方?何年前のドラマやねんという感じでこれまた残念。世界一のガンマンやったよね。確か。

あと、全体的に安っぽいんだわ。これが。セット感というかどっかの貸し切り倉庫感というか、手作り学芸会感。リアル東京じゃなくていいねんけど、別に貧民街作らんでも良くないか?あと、ボスの居城に乗り込まなくても良くないか?そのへんがぐっと安物感を演出してる気がする。アクションシーンの絵もそうで、なんやろな。昔のドラマのアクションシーンというかなんというか・・・。あ、スケバン刑事とか!あーいう感じなんだよなー。
七変化する顔をもつ敵も無理やりCGで変えてみたり。それがまた安っぽかったりね。そういやシティハンターにそんな敵おった気がするけど実写でこれやられたら流石に◯ねって言っちゃいそうで怖いな。

話的にはレオンに近いというか、次元と子どもの組み合わせ。ルパンとコナンくんが絡むようになってからそのあたりも違和感はないんやけど設定自体がなんかヘンテコでストーリーがしっくり繋がらない。多分子供になんかしてそこから分泌されるなんかが麻薬成分になって加齢も抑えられてどーたらこータラを地場ヤクザとか車椅子真木よう子が奪い合って、その流れで子役の子を捕まえようとするんだとかなんだとか。で、それを守る次元・・・で、合ってる?

が、まー散々書きましたが大人なのでいいとこもちょっとくらい書き足しときましょう。

・車椅子真木よう子アクションシーン
・草笛光子さん
・ラストの一番次元っぽく見えたシーン(1時間54分〜1時間56分45秒)

リンク