タイタニック Titanic

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監督:ジェームズ・キャメロン
出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼーン、キャシー・ベイツ、ビル・パクストン
時間:195分
公開:1997年
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運命の恋。誰もそれを裂くことはできない。
ジャンル:
恋愛パニック実話

コメント一覧

でべ | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2019年04月14日 | 見た回数: 3回

タイタニック沈没記念日。
ちょうど同じ日に、ずいぶん昔から好きな人の講演会があって、電車に乗って参加するつもりだった。でも友達と映画を見る日、を優先して良かった。約束を思い出した瞬間に、自分が迷わずタイタニックを選べたのも、誇らしかった。

『タイタニック』といえば20年前に大流行したラブロマンス映画で、わたしよりも年上の世代はデート映画として劇場に行った人も多い。感動の涙を流す女の子と、やや冷めた目の男の子を大量に世に送り出したという伝説の映画。キラキラしたレオさまに女の子たちは歓喜し、その印象を払拭するのに、レオナルド・ディカプリオは苦心したと聞く。
歴史としての『タイタニック』を知識とした蓄えてしまった以上、新鮮な気持ちを保つのはむつかしい。どうしても揶揄したい気持ちが先に立ってしまう。

でも、この歳になって、こんな風に友達とお祭り感覚で見直して、いままでの印象を自分の目で確かめて補正していくのは、面白い作業だった。

ラブロマンスで大ヒットした映画は多いが、この映画は、記憶していた以上にロマンス以外の部分、つまりタイタニック号の沈没に割かれる時間が長い。造船や初航海に関わる専門家たちの誇り、乗客、船員のどちらにも確実に存在する格差、沈みゆくにあたって立ち現れる人々のあらわな感情。一時的にタイタニック号に詰め込まれた小さな社会と小さな歴史。美しく語られる個人の思い出と、海の底に沈んだ豪華客船にロマンを抱く若い世代の目線が重なって、リアルさよりも情緒的なタイタニックの世界をかたち作っている。
それらの光景は、障害を乗り越えて結ばれた主演二人が、迫り来る海水と恋敵から、手をとって逃げ回り、船内を駆け抜ける背景として描かれる。メインストリームにロマンスがあるから、歴史上の事件をドラマティックに切り出しても、いやらしくなく違和感がない。
ラブロマンスは味付けのように、後半のパニック映画部分が、切なく、余韻が尾を引く。

見終わったあと、「クレア・デインズのほうが(ケイト・ウィンスレットより)可愛かった」と言う柴田さんに、わたしが返した言葉は「この映画で胸をときめかせる相手は、レオナルド・ディカプリオだから!」でした。
こればかりは、良い意味で最初のイメージを払拭できず、これだけ屈託無く、天使のような完璧さで来られたら、まったく、レオさまには勝てる気がしないのだった。

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2019年04月14日 | 見た回数: 1回

4月14日にタイタニックが沈んだらしいので、これを機に一度見てみよう……という企画で尾内家+川瀬くん+娘(中3)と視聴。

エラい売れた映画で、でも「長い」という理由だけで、見るのを避けていたのですが、なるほど。3時間強の映画ですが、なんとか見ていられるのは、さすがジェイムス・キャメロンということなのかな、と。

恋愛部分はまあ、こんなもんだろうなと思うのだけど、タイタニック号の中を見られたのは、なかなか楽しかったし、パニックものとしては、十分にA級の出来かなと思います。

なお、視聴後のぼくの最初の感想は「クレア・デインズのほうがかわいい」でした。

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