フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?
画像表示切り替え監督: | 志水淳児 |
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出演: | 沖佳苗、喜多村英梨、中川亜紀子、小松由佳、こおろぎさとみ |
時間: | 75分 |
公開: | 2009年 |
ジャンル: アニメ(日本)、ファンタジー |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2011年11月06日 | 見た回数: 2回
石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2011年07月24日 | 見た回数: 1回
えらくアマゾンレビューは肯定的ですが、個人的には残念な出来でした。
ストーリー的には前に見た「ホッタラケの島 〜遥と魔法の鏡〜」と共通する、おもちゃとか道具とかが「捨てられた恨みー晴らさでおくべきか〜ドロドロ。」てやつなんですが、ホッタラケ〜と違って、実に浅い。
言っていることは間違ってるわけじゃない(この辺も賛否ありそうですがね)んですが、対象年齢の問題なんかもしれませんが、色々はしょりすぎて結局なんやよーわからんがな。になってたように思います。
まず、せっかくおもちゃの世界に行っているのに面白い舞台設定をなんにも活かしてないときたもんだ。すごろくっぽいシーンと、ゲームの中っぽいシーン・・・おもちゃの世界ってそんなゲーム的な何かだけか??
登場キャラだって、もうちょっとおもちゃを扱うならそれなりのものを出せたはずなのに、取り立てて奇抜なところはないうさぎの人形とロボットだけ??「トイ・ストーリー」を見習ってください。
変身シーンはびっくりするくらい長尺で、またかね。と。主役クラス4人それぞれに、TV版の1.5倍の長さで延々変身シーンを見せられたんじゃたまったもんじゃない。
さらに、せっかく苦労して変身したのにまともに戦うのは、ラスボス戦一回だけ。あと、メンバーがそれぞれバラバラに課題を与えられて、なんやかんやでクリアしただけですかね。んー。「シティハンター」(実写版)のストリート・ファイターバトルみたいなもん。がっくりです。
じゃ、見せ場のラスボス戦ですが、まず、ラスボスのトイマジンが全然強そうでも悪そうでもない。でもって、毎回恒例の「そんな強敵が現れて、力及ばず倒れ、みんなの応援で〜」というドリフターズ(新喜劇でもいいよ)な定番パターンもうまく拾えてなくて、
あれ?応援はいまのタイミング??
あれ??強くなって変身しちゃったぞ??
わぁ、やっつけちゃった!!
ん??おわり??
という始末。DVDならまだしも、劇場公開でこれだったら目も当てられないなぁ。楽しみにしながら劇場に連れてきてもらった子供らもきっと戸惑っちゃって???連発。
せっかく連れてきた親御さんだってこどもの喜ぶ顔が見たくてきただろうに帰ってきた半納が「?」ではねぇ。
さらに言うと、話が終わって、さて、エンディングだ。という段になって急に客席との調和を保とうとしたのか、
「エンディング・テーマはみんなで一緒におどろうよ。おとなりとぶつからないようにね。大人は立たないでね。後ろのお友達が見えなくなっちゃうから。」
いやいやそこはメインテーマちゃうでしょ。
冒頭でのパジャマパーティだったりは生活感が出てていい出足かな?とか思ったんですが、良かったのはそこと、あと下手にはやりを取り入れなかったことくらい。そこから本題に入れば入るほど悲しい出来。残念ながら現時点ではプリキュア映画最低評価です。
「オールスターズ」ではそれなりに楽しめるんですが、単体じゃ戦えないですねー。このシリーズの映画版。
※映画版のゲスト声優的な立ち位置の「うさぴょん(うさぎのぬいぐるみ)」声がドキンちゃんでしたが、視聴時には気がつかなかったです。娘は気づいていたのかなぁ??
たまたまテレビ放送してたのを改めての視聴。ながら見ってのもありましたが、前回ほどの残念感はありませんでした。全開見た時もそれほど期待してたわけじゃないんですが、少なくとも面白かったらいいなというのはあったからでしょうかね?
で、なんやかんや、やっぱりちょっとダメかなー。とか横目で見ていると、一人集中して見てた娘が感動して泣き出した。
え?!
感動さんだなぁ。すぐに物語に感情移入できるってのはすごいんですが、若かりし頃「タイタニック」を見にいって隣で泣かれたときのことを思い出しました。泣くとこ??
でも、親バカな僕としては、何て感受性豊かなんだろう。と、感心しつつ、映画評価をひとつあげてあげようと心に誓うのだった。
※ま、でも映画部な方々は見なくていいですよ。わかってるとは思いますが。