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ハドソン川の奇跡 SULLY
画像表示切り替え監督: | クリント・イーストウッド |
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出演: | トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー |
時間: | 96分 |
公開: | 2016年 |
キャッチコピー: 155人の命を救い、 容疑者になった男。 | |
ジャンル: ドラマ、実話 |
コメント一覧
でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2017年09月17日 | 見た回数: 未記入
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2017年03月04日 | 見た回数: 1回
なんと驚くべきことに前半30分はアル中映画「フライト」と交換可能なんです。
航空機の危機的状況を、奇跡的腕前で回避してしまう。シチュエーションも結構よく似てるんですわ。もしかすると、「フライト」の方が、実話である本作の事実を下敷きにしたと考えたほうがいいかしら。
主人公はトム・ハンクス。脇を固めるのはアーロン・エッカート。
世間は「英雄」を歓迎するものの、立ち上がる「本当はもっと穏便に解決出来たのでは」という疑惑……。
けっこう、不安になりながら見るのですが、「人的要因が排除されている」の一言がたいへん重たく、よかったです。
シミュレータというものが、どういうものか、事故の状況再現調査がどうあるべきかを考えさせてくれる良い展開でした。
隠しテキストはここまでです。
うーん、クリント・イーストウッド、いい仕事しますね。
最近の事故で(2008年)記憶に新しい人も多いなかで、過大な演出なくこんなに緊張感と盛り上がりのある映画に仕立てたのはなかなか。一瞬で終わる交通事故と違って、飛行機事故は事故発生から終結までに時間もかかるし、関わる人も多い。そこに緊張感と物語がある。「フライト」もそうだった。
とにかく機長役のトム・ハンクスと副機長のアーロン・エッカートを見る映画。ビジネスの関係ではあるけれど、お互い命を預け続けてきた相棒でもある、という関係が押し付けがましくなく、静かに、でも確実に描かれていて心地よかった。
ただ、冒頭に「何が起こったのか」が描かれなさすぎて、「みなさん、ハドソン川の奇跡は当然ご存知、サリー機長も分かりますね」と言われている気分。多少の事前知識ある状態で見ていたのだけど、いくら最近の事故だからって、映画としてはあまりに不親切に感じる。映画の展開上、事故のすべてが観客に明かされるのはラストで構わないのだけど、これ、20年後、ハドソン川の奇跡を知らない人たちが大多数の世界で、受け入れられるのかしらと。