カノジョは嘘を愛しすぎてる

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監督:小泉徳宏
出演:佐藤健、大原櫻子、三浦翔平
時間:121分
公開:2013年
キャッチコピー:
その瞬間、恋に落ちた。
その瞬間、愛を知った。
ジャンル:
恋愛マンガ・アニメの実写化胸キュン

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2015年07月01日 | 見た回数: 1回

まず最初に。久々にネタバレバンバン書いちゃってます。映画を見る人はそこはあんまり読まないようにご注意ください。

さてここ最近、余命系映画もケータイ小説上がりの映画も生まれていない中、行く先を見失っていた僕の映画レビューの目的地はこの「胸キュン♥」映画に違いないと踏んでいたわけです。
基本的には少女漫画実写化が多いんでしょうけどね。

てなわけで今作。結構音楽業界を馬鹿にし・・・いえ、音楽業界の裏側を見せてくれてて、それはそれで楽しい。
「失恋の歌なんて美人が歌っても嫌味なだけだ。そんな曲は美人ではないけどどっか愛嬌がある・・・みたいな奴に歌わせて、美人は世界平和でも歌っとけ・・・」と言ったニュアンスのことを言い切っちゃう反町隆史くんとかね。

ただ、そんなのは実はあんまり期待していなくて、あのめくるめくケータイ小説上がりの突拍子のないストーリー展開、余命系ならではの畳み掛ける悪意等々。まだかなまだかな。と見てはいるものの、あまりそ~言ったこともなく終了。

主人公に佐藤健くん、ヒロインはオカッパ頭の女の子。歌の良し悪しはわからないけど、ちゃんと自分で歌うんで、「BECK」よりはマシか。ただ「ソラニン」と比べると、あそこまで響いてはこなかったかなぁ。
そんな二人が欲と金にまみれた音楽業界の荒波を時には乗り越え、時には潰され、穴も飽き、沈没し・・・お、ノリ超えられてないじゃないか。んな作品と言ったらいいのかな?

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

冒頭からして、。グーでナイスな佐藤健くん。AKIというペンネームでグレイっぽいグループの作詞作曲を担当する天才的で暗いやつ。もとはグループのベースだったけど、もっと美味い奴が出てきたからメジャーデビュー前に交代し、自ら裏方に回るという影を持つ。売れっ子歌姫(歌ってるシーンはない。きっとうまく歌えなかったんじゃないかな。とか邪推する。相武紗季ちゃんですね。スイマセン。疑うまいかどうかは知らない)とつきあってる。

ヒロインは名前知らん子、ちょくちょく上戸彩っぽい時があるんですが、誰ですかね?なヒロイン。上記でいうところのふつーで美人ではないけれどどっか愛嬌のあるヒロイン。まぁ、可愛らしいというかなんというか。

ある日AKIが川べりで鼻歌歌ってると八百屋のバイトの子が通りかかり、何故か野菜を転がす(こぼした)というドラマチックな出会い。

AKI「一目惚れって信じる?」
ヒロイン「信じます」
ぼく「期待してます!」

ちなみに、「一目惚れ、信じる」といった割に鼻歌が良かったから。という事実。ん?一目惚れ?とか思ったものの、ここはグッとこらえて自分を言い聞かせる。「待て待て、映画タイトルを見なさい。」

なにかときにくわん展開があって逃げ出すAKIに対して捕まえて頭ギューッと抱えて

ヒロイン「守ります。すべてのことから」
ぼく「書きます。なるべく面白く。んー。ただなんか盛り上がらんなぁ。」

その後、AKIはグレイ(バンド名忘れた)のベースと人も着あったり、ヒロインは歌姫と一悶着あったり。反町隆史が歌姫を口説いた時と同様のセリフ「天才見つけちゃった?」を吐いてヒロインがメジャーデビューされちゃったり。デビュー曲がいきなりPEPSIタイアップにより、まさにPEPSIのコマーシャルみたいになってみたり。その他誰がプロデュース?とか、週刊誌スキャンダル勃発。とか、イギリス留学とかナンジャモンジャあるわけですが、なぜこのへん端折って書いちゃったかというと、なんだろ、割にそこまで無茶なこともなく、ある程度想定内というかなんというか。

いやね、上記の通り突っ込める要素もあるんですよ。ただ、なんだろ。あの時のめくるめく奇想天外空前絶後な展開(しかも限られた要素の中で)を経験している僕からするとなんか物足りないですわ。
これは年をとったせいなのか、刺激が足りなかったせいなのか・・・。

あと、これは見た人に聞きたいんですが、最後の展開はあれはどー言うことなのかね?

隠しテキストはここまでです。

照れちゃうようなシチュエーションの数々もあって、それはそれで、きゃー。なんて映画部に書いたらいいのかしらん。などと期待に胸をふくらませてはみたものの、うーむ。ちょい書きにくい。映画自体は別に可もなく不可もなくでしたね。リアリティ?そんなの求めてないしなぁ。
微妙なボケにはりきって突っ込んで沈没。みたいな感じになりそうなんだよなー。なんかこの作品。

突っ込めるっちゃー突っ込めますが、あの時のように「これはぜひ書いて伝えたい、この感動を。」というほどではないというかね。イマイチ入り込めないし、かと言って突き放しまくって笑いながら見るにもちょっとインパクトが足りないし。んー。やっぱりイマイチなのかなぁ。

ちなみに、原作あるそうで未完です。「NANA」的なやつかしら?マンガで見たらそれなりに楽しかったりするのかも。とは思うけど、映画としてはぱっとしなかったですかね。

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