高3娘と試聴。

「ホラーをみたい」というので、じゃあ古典を押さえさせようかな、と。

特撮は正直ショボいんですが、演出はむちゃくちゃいいですね。やっぱりセノバイトは、比肩するもののないかっこうよさがあるなと再認識しました。

積年の宿題消化。

こういう悪趣味な映画をたくさん見てるけど、本作はちょっとひと味違う、という印象。

グロテスク表現も独特で、そういう類似の映画を知らない訳じゃないけど、少々新鮮な表現を感じる。イギリス映画だから？

究極の快楽の虜になった男と女、それぞれがそれぞれの立場で一線を越えてしまう。つきまとう背徳感が、視聴者も同罪であるかのような演出になる。

……んが、美人局役のおばちゃんがもちょっとキレイだと良かったなあ、と。「アザーズ」のニコール・キッドマンを見倣ってほしい。

＊　＊　＊

あと本作を見たうちの95%が言うコメントを僕も言っておかねば。

セノバイト、かっこいい！

いやあ、この４人の魔導士たち（セノバイト）のデザインはすごいですね。エラいかっこうよくてびっくりです。

＊　＊　＊

でもって、ヘル・レイザーシリーズと「ベルセルク」の両方を知っている人のほぼ全員がおぼえる感想だと思うのですが、「ベルセルク」は、かなりヘル・レイザーの影響を受けているのですね。

• パズルボックスとベヘリット
• セノバイトとゴットハンド
• 異次元への通じ方

僕は「ベルセルク」の方が先だったんで知らなかったのですが、影響を受けているのは確実でしょうね。

いや、『ベルセルク』は、あれはあれで面白いので、難癖つけようとは思わないのですが。