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ヘルレイザー2 HELLBOUND: HELLRAISER II
画像表示切り替え監督: | トニー・ランデル |
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出演: | アシュレイ・ローレンス、ケネス・クラナム |
時間: | 99分 |
公開: | 1989年 |
ジャンル: ホラー、スプラッタ |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2022年08月12日 | 見た回数: 2回
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2012年08月01日 | 見た回数: 1回
「ヘル」と「レイザー」の間にあった中点がなくなって「ヘルレイザー」になった二作目。一作目のラストから始まるという正真正銘の続編で、舞台は精神病棟。
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いや、やっぱり見事な想像力だなあと思うのです。描写はかなりおぞましく、グロテスクさもちょっと普通の精神状態とは思えないのだが、ただグロテスクというだけでなく、なんだろう、ヒエロニムス・ボスの絵をはじめて見た時の驚きに近いものを感じる。
この世でないものは、この世の精神では認識することができず、この世のルールでないものに触れることで精神は強制的にシフトさせられる。
では、「この世の精神で捉えられない世界」というのはどういう世界なのか。その疑問に対する典型的な答えがここにあると思う。特撮がちょっと古いのだけど、でも十分なんです。
本作品では、その世界は迷宮の形をとっているが、エッシャーのような、あるいは安野光雅のような、あるいはエンデの『鏡の中の鏡』のような、あの表現だったら、僕は「この世の精神では捉えられない世界」として受け入れられるような気がする。
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本作品ではあのセノバイトたちの正体の一端も明らかになり、雰囲気もホラーというか、ダークファンタジーの趣を呈しているような気もする。
でも、主人公のカースティーはタンクトップにこそならないものの見事なホラーヒロインとして活躍。
奥さんの了承もとったので、ぼちぼち追いかけていこうかなーと(ちなみにグロすぎるので、子供は視聴禁止で)。
高3娘と試聴。
1回目の視聴の時の印象が良すぎて、「あれ、ちょっとタルい?」と感じちゃったけど、1回目にいいと思った箇所については、依然よかったかな。
脳みそ接続してしまう医師のデザインは相当狂ってていいなと思います。