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柴田宣史 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2013年06月16日 | 見た回数: 1回
ヘル・レイザーシリーズの原作で有名なクライブ・バーカーの作品。
映画のつくりはたいへん上品で、冒頭部分の謎の始まり方もいいのだけど、見ている途中からわかっちゃうのですね。ああ、これ、たぶん何の説明もせず終わるタイプの作品だな、と。
できれば、「なぜそれがおこったのか」をもうちょっとすっきりはっきり描ききってくれちゃうと楽チンなんですよ。もちろん作品を読み解く苦労みたいなものを放棄しちゃうとだめだとは思うのだけど、本作みたいに投げっぱなしだとちょっと残念。
* * *
あるとき世界中の子供たちが昏睡状態になってしまう。子供たちは世界中で、毎日2回、決まった時間に引きつけの発作を起こす。そのまま10年の時が過ぎる。新しく生まれる子供たちはみな昏睡状態で生まれる。ある日、唐突に彼が目覚める。そして、それまで介護していた人たちを含めて、昏睡状態でなかった人たちを惨殺しまくる……。
という話なんだけど、なんでそうなったのか、なにが目的なのか、ぜんぜんわからないままなんです。そりゃ、一介の登場人物がそれを知るすべはなく、それが当たり前でしょ? といわれりゃあそうなんだけど、もしかするとちょっと審判の日っぽい話? というのをにおわせて、オープンエンドなんですね。
んー、そもそも泡を吹いて昏睡する子供たちから、彼が殺人鬼に変わるという所のネガティブなストレスの多い話なので、もうちょっと救いが欲しかったなあ、と。死が救いである、というのはわからなくはないのだけれど。
最後に一言。邦題は何とかならんかったのか。「へるぞんび」って。ゾンビ関係ないし。
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ヘル・レイザーシリーズの原作で有名なクライブ・バーカーの作品。
映画のつくりはたいへん上品で、冒頭部分の謎の始まり方もいいのだけど、見ている途中からわかっちゃうのですね。ああ、これ、たぶん何の説明もせず終わるタイプの作品だな、と。
できれば、「なぜそれがおこったのか」をもうちょっとすっきりはっきり描ききってくれちゃうと楽チンなんですよ。もちろん作品を読み解く苦労みたいなものを放棄しちゃうとだめだとは思うのだけど、本作みたいに投げっぱなしだとちょっと残念。
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あるとき世界中の子供たちが昏睡状態になってしまう。子供たちは世界中で、毎日2回、決まった時間に引きつけの発作を起こす。そのまま10年の時が過ぎる。新しく生まれる子供たちはみな昏睡状態で生まれる。ある日、唐突に彼が目覚める。そして、それまで介護していた人たちを含めて、昏睡状態でなかった人たちを惨殺しまくる……。
という話なんだけど、なんでそうなったのか、なにが目的なのか、ぜんぜんわからないままなんです。そりゃ、一介の登場人物がそれを知るすべはなく、それが当たり前でしょ? といわれりゃあそうなんだけど、もしかするとちょっと審判の日っぽい話? というのをにおわせて、オープンエンドなんですね。
んー、そもそも泡を吹いて昏睡する子供たちから、彼が殺人鬼に変わるという所のネガティブなストレスの多い話なので、もうちょっと救いが欲しかったなあ、と。死が救いである、というのはわからなくはないのだけれど。
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最後に一言。邦題は何とかならんかったのか。「へるぞんび」って。ゾンビ関係ないし。