エスケープ・フロム・LA JOHN CARPENTER'S ESCAPE FROM L.A.
画像表示切り替え監督: | ジョン・カーペンター |
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出演: | カート・ラッセル、ステイシー・キーチ、スティーブ・ブシェーミ、ブルース・キャンベル、パム・グリア、ピーター・フォンダ |
時間: | 101分 |
公開: | 1996年 |
ジャンル: SF、アクション |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2016年08月23日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2011年08月16日 | 見た回数: 1回
なんと大地震でロサンジェルスは北アメリカ大陸から分断されて、島になってしまっていました。何でもアリですね。
カート・ラッセルも原作や製作にかかわっていて、ああ好きなんだなあということがよくわかる。よくみるとジョン・カーペンターは作曲もしてて、こっちも別の意味でああ好きなんだなあとわかる。
ゲバラ似のテロリストが任意の地域を卓上で無力化できる究極兵器を手に入れ、ロサンジェルス島に潜む。こんどのスネーク・プリスケン(続編ではプリスキンでなくなっちゃった)の任務はこの究極兵器の奪還です。
兵器といえば、ステルススーツとかでてきて、まったくゲームのようなステルススーツではないのだけど、やっぱりメタルギアを思い出しちゃう。
変態医師にはブルース・キャンベル。トリックスターの地図屋はスティーブ・ブシェーミといい役者をそろえて、演出もストーリーもやりたい放題。街区を縫う大波に乗ってサーフボードでカーチェイスとか、テロリストの宣戦布告放送の画面の隅っこでルームランナーでスネークを走らせたりとか、けっこう笑えてしまう。よく戦争ブラックコメディものとかで、アホな将校が「爆撃でXXを原始時代に戻してやる」とかいいますが、本作ではボタン一つでそれができちゃう。
ラストシーン、酒もタバコも禁じられた世界で、なぜか落ちているアメリカンスピリッツを一服して、「人間に戻れたぜ」っちゅうのは、さほどカート・ラッセル好きでない僕にもちょっときゅんときました。
みなさん楽しんで作っておられることがよくわかって、気持ちよかったです。もっと早くみておけばよかった。
舞台が2013年設定の古さ感じさせまくりなこのシリーズ。
印象自体はNY編のほうが心に残るんですが、津波に対するサーフィンとか、もろゲバラなラスボスとか、拷問ランニングマシンに一〇秒制限バスケとか、話自体はNY編より面白かったですね。続編になって何でもありというのに磨きがかかったというかなんというか。
スネークがセガールみたいに無敵じゃないのもいいです。無口で無骨で愛想なしなくせに、ゴルゴよりも遥かに頼りなく、打たれまくったりヘロヘロになってたりもするしね。