悪くはないんですが、なんだろ、やっぱりスーパー戦隊に対する知識というか思い入れというかがイマイチしっくりこなかったんで、楽しみ半分。みたいな感じでしょうかねー？個人的にはライダー派閥なのでどうも戦隊のノリがしっくりこないうえに、さらにはライダー側のメインがこれまたよく知らないディケイド。

なんか感じも目つきも悪いし、アクのライダーか？そーいや、そんなこと柴田さんが言ってたねー。とかも思い出すんですが、これもちゃんと見てないんでいまいちわかんないんですよねー。悪のライダーだったら悪さしてもいいし、互いに戦ってもええんちゃう？とか大いに思ってしまって、なんで正義の味方が？？みたいな疑問や緊迫感（ちょっと違うかな期待感？）もうかんでこない。
まっとうなライダーがまっとうなスーパー戦隊とガチで戦ってたほうがギャップがあったのかもしれないかなぁ。

とはいえ、ゴーカイジャーは戦隊の中じゃある程度知ってる（気分になってる）戦隊だし、柴田さんの教育の賜物でなんとなくのストーリーも覚えてる。これで若干相殺されたかな。

じゃ、話自体はどうだったのかというと、冒頭から元気に両ヒーローがぶつかり合ってムダなシーンもなく戦いまくるんで、それはそれで楽しいかなぁ。あと、ゴーカイジャーにしてもディケイドにしても変身に継ぐ変身で（変身後のそれぞれの特徴が出てたかどうかは微妙ですが）、戦いまくるってのも良いですな。負けないし。

ただ、お決まりの巨大ロボ（お子様型に大人気？僕も昔は好きだったと思う）と巨大怪人の戦いとかになっちゃうとちょっと冷めちゃうのが惜しいなぁ。一気におこちゃま感を感じてしまうというかなんというか。

また、全ライダーと全ヒーローがわーっと、全ショッカーと全ザンギャック軍団（あってる？）がいつもの工事現場で激突してるとことか、なんだか今から「棒倒し」でも始まるのかね？とか思えてならなかったしねぇ。

てなわけで、まぁ、フツーに楽しめたけど、うぁ～お祭りだー。たのしー。みたいな感じもなく、評価的にもこんなもんかなぁ。

※そういや、やっぱフォーゼのあのアホっぽいお気楽ぐあいが好きだなー。と思えたのと、フォーゼ（如月弦太朗）やってるこって、「あまちゃん」の種市先輩だったんだねー。と今更ながら思ったのでした。

いやあ、これまでにかなり戦隊ものについては研鑽を積んでいるので、楽しかったですよ。

仮面ライダーも知らないなりに知っているので、まったく訳が分からないということではないし、ディエンドさんなんかはけっこう好感が持てる人物でした（「シンケンジャー」にちらっと出てた人ですよね）。

「ゴーカイジャー」は何のかんのと全部見たのですが、本作では、かなりゴーカイジャーとディケイド（ともにアニバーサリーものらしいですね）が主役格で、これもなかなかうれしい。とくにゴーカイブルーがずいぶんと目立つので、それも楽しい。フォーゼもゴーバスターズも元気がよくって好印象。

そうそうフォーゼの変身シーンを見てて思ったんですが、初期の仮面ライダーと比べると、変身のとき、けっこう手がバラバラと動くんです。初期の仮面ライダー（よく知らないけど）はビシッとそろっててそういうもんだと思い込んでたのだけど。

ちゅうわけで、二つとも見ているような人だったら安心して楽しめるんじゃないですかね。