フィッシュストーリー

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監督:中村義洋
出演:伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田 岳、森山未來
時間:112分
公開:2009年
キャッチコピー:
2012年、地球滅亡まで、あと5時間!1975年、売れないパンクバンドが最後に放った1曲が、めぐりめぐって、奇跡を起こす!
ジャンル:
ファンタジードラマ

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2012年09月12日 | 見た回数: 1回

山地さんのおすすめで視聴。

サイトウや石田さんはコメントの通りだし、丞二等そのほかの方々の評価も高く、奥さんとは「これくらい誰しもほめる映画って『ジュラシック・パーク』くらいだよね」などと話しつつ。

* * *

お話についてはみんな書いているので、あまり付け加えるべきことはないですね。途中、見ていてフラストレーションのたまる人たちが結構出てくるのだけど、ラストの「スモーク」のような演出で、一気に爽快に最後の100mを並走してくれるので、気持ちよく見終わることができます。

劇中に使われる音楽が、聞くに堪えるというと変ですが、それなりにいい曲だなあと思ったら、斉藤和義だったんですね。

また、タイトルの「フィッシュストーリー」は、あの「ビッグ・フィッシュ」と同じ「フィッシュ(誇大釣果)」だったんですね。知っていても、思い出せないもんですね。映画ン中では知ってて当然でしょ、みたいにいわれますが、こういうときに英語のセンスのようなものがものをいうのかな。

* * *

見た人がみんな、この「風が吹けば桶屋が儲かる」方式のストーリーまわしが好きなようで、微笑ましいのですが、あれですね、僕は、Mr. Children の「彩り」という曲を思い出しました。知ってる人だったら賛同者多いと思うのだけどなあ。

まま、山地さん、ありがとうございました。夫婦で楽しみましたです。

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2012年05月06日 | 見た回数: 1回

Sweet Rain 死神の精度」はそんなに悪くはなかったし、この映画部での評価もそんなに悪くはない。ってことで伊坂幸太郎つながりの今作も視聴。
あー、こんな感じ好きだなあ。

伊坂幸太郎原作作品に関しては結構見てますな。僕個人としては「アヒルと鴨のコインロッカー」「陽気なギャングが地球をまわす」「Sweet Rain 死神の精度」に続いて4作目。見事に映画化作品も古い順に見てる事になりますね。じゃ、次は「重力ピエロ」か。
前に見た3作、どれも面白いんだけど何かスパイスが足りないなー。とか思ってたフシもあるんですが、今作は文句なく「おすすめ」で。

なんだろうか?マンガの「20世紀少年」(いや、映画がどうこうってわけじゃないけどね)のイメージと若干重なるのは売れないバンドマンが世界を救うって所かな?まぁ、あちらと違って今作の方はもうちょっと時代を重ね、曲とそのバンドがクローズアップされてますがね。

それに影響を受けたり人生にふれたりした人々が連鎖的に新たな物語を生み、最終的に全ての物語が収斂る感じ。
とても気持ちがよかったです。

サイトウ | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年09月12日 | 見た回数: 1回

ゴールデンスランバー」に続き、伊坂幸太郎 原作 中村義洋 監督 作品 斉藤和義 音楽の映画です。ゴールデンスランバーは堺雅人に釣られて見たのですが、それがあまりにおもしろかったので、きっと伊坂と中村の組み合わせはおもしろいだろうとちょっと見てみました。なお、それだけでなくこの映画、誰が主演というのがないのですが、いろいろ出ている役者さんの中で大森南朋も結構好きです。

さて内容ですが、まあ、僕はおすすめを乱発する傾向にありますが、かなりおもしろかったです。映画通にはいろいろとつっこみどころもあるのでしょう。ストーリーとしては、いくつかの時代のそれぞれの話が平行して描かれるんですけど、それがどっかで重なって最後にくっつくという、まあよくあるのかどうかわかりませんが、ないことはないストーリーの組立です。

地球に隕石がむかっていて、衝突まで残り何時間というところから映画がスタートします。
すごいですね。しょっぱなから。で、時代がさかのぼっていろんな時代の話がはじまるという具合です。

で、どうやら、前の時代の話が次の時代の話に影響しているようなのですが、なかなかぱっとはわからんのですね。関係が。

 で、最後にどう関係しているのか、その種明かしがされるのですが。。。これがもうキャッチコピーに偽りなし!怒濤のラストです。それまでの話は、このラストシーンのために、延々と続いてきた前置きという感じです。

「それぞれの話は、どうとでもつなげられるよね。」と言われたら、「おまえの言うことはツマラン!」と言い返してやればいいのです。いや、もう爽快、爽快です。
出てくる役者さんも粒ぞろいで、その意味で変に安心感のある良い映画でした。

ということで、この映画の教訓はなんでもやってみると何か大事なことに繋がるかもしれない。ということで、日々、がんばって生きていきたいと思います。

それにしても伊坂幸太郎は、本当にいろんな話が書けるヒトですね。たいしたもんだ。

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