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シティ・オブ・ゴッド CIDADE DE DEUS (CITY OF GOD)
画像表示切り替え監督: | フェルナンド・メイレレス |
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出演: | アレッシャンドレ・ロドリゲス、レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ、セウ・ジョルジ、ドグラス・シルヴァ |
時間: | 130分 |
公開: | 2002年 |
キャッチコピー: ブラジル リオデジャネイロ 神の街 暴力も銃もドラッグもすぐそこにある日常を駆け抜ける 少年たちの 事実にもとづく物語 | |
ジャンル: 犯罪、アカデミー賞、ドラマ、実話 |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: 判断保留 | 見た日: 2012年11月19日 | 見た回数: 1回
間違いなくすごい映画なんだけど、ちとツラすぎて、映画部の語彙における「おすすめ」の言葉通りおすすめするのが難しい。
続編(?)の「シティ・オブ・メン」のキャッチフレーズが、たしか「陽気な地獄」とかだったとおもうけど、ほんまにそんな感じ。
まあ、みんな子供なんですわ。子供たちが犯罪に手を染めていく……というより、犯罪の中で育っていく。もっといえば、育つこともできずに麻薬中毒になって、奪い、殺し合っていく。
歩いていると襲われちゃうし、お金をとられちゃう。普通に生きていけない街。おちおち、うかうか歩けない街。
こんな話なのに、まったく深刻に語らずにラテンのリズムで陽気な映画を作っちゃう。
実話ものにありがちな緩慢さもなく、ビシビシ進んで、「フィッシュストーリー」のように、伏線を回収していくのがなかなか巧い。
いやあ、大変な映画を見ちゃったなあ、と。