黙して契れ HERMANO

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監督:マルセル・ラスキン
出演:エリウ・アルマス、フェルナンド・モレノ、アリ・ロンドン、ゴンサーロ・クベロ、マルセラ・ヒロン
時間:97分
公開:2010年
ジャンル:
スポーツドラマ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2019年02月06日 | 見た回数: 1回

ベネズエラ映画ですって。

これは正直アマゾンの配信終了枠に入ってこなかったら存在すら知らなかっただろうなぁ。と思います。サッカー映画のフリしてぜんぜん違う。どっちかというとベネズエラのリアルな姿を・・・という「シティ・オブ・ゴッド」を思い出す。

いや、サッカーはやるし上手いんですよ。特に兄弟二人のテクニックはそれぞれに超級に。体の使い方やらも単に足先だけでやってる感じじゃないし実際にデキる人がやってるんじゃないかなぁ。という印象。

ただね、とにかく現実が厳しい。シティ・オブ・ゴッドも確かに厳しい現実を見せつけられたんですが、そちらに劣らずなんで、どうにも救いがない。唯一の救いはそこからサッカーの実力で抜け出してなのですが、これがちょっと最後に裏切られる。

ハッピーエンドであればまだ救いがあったのかもしれないんですけど、最後の最後でまさかのあれ。ここ最近見た中ではトップレベルに印象強くってしばらく「ミリオンダラー・ベイビー」見終わったあとのズーンと同じような重たい気持ちにさせられました。
記憶にはかなり残るし、映画としては素晴らしかったんだけど、2回目見ることはないんじゃないかなぁ。

追記:ただ、書いてるとなんかもっかい見てもいいような気になってきたぞ。