瞳の奥の秘密 EL SECRETO DE SUS OJOS

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監督:ファン・ホセ・カンパネラ
出演:リカルド・ダリン、ソレダ・ビジャミル、ギレルモ・フランチェラ
時間:129分
公開:2010年
キャッチコピー:
ブエノスアイレスを震撼させた殺人事件から25年──
未解決の謎を小説にする男に、封印された愛が甦る。
ジャンル:
サスペンス犯罪アカデミー賞ドラマ

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2012年01月02日 | 見た回数: 1回

お、サイトンが書いてくれてますね :-)

* * *

予告編は面白そうだったし、石田さん絶賛だし、こりゃ面白いかな、と思ってホクホク借りてきたんですわ。で、これから見ようかな、というところで望美さんとバッタリ会い、彼女も既に見ているとのこと。彼女のコメントは、

笑いあり、サスペンスあり、ロマンスありの二時間ドラマのようだった。

……アレ? ナンカ、イシダコメントトフンイキガチガウ?

まあ、いいや。見てみましょう。

……。

……。

……なるほど。たしかに石田さんのコメントにも望美のコメントにもうなずける作品でした。

以下覚え書き。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

  • 終身刑の下り。「お願いだ、彼に何か話すように言ってくれ」というのは、いい台詞でしたね。
  • 「怖い」にタイプライタの壊れたAを足すと「愛」にかわるのはわかるのだけど、その意味は何なんだろう?
  • ラスト、判事の彼女のところにいったときの、彼女の笑顔の意味もよくわかんない。

隠しテキストはここまでです。

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2012年08月15日 | 見た回数: 1回

たまにありますな。こーいう映画。

正直若干懐疑的に見てた作品です。アカデミー賞外国映画部門受賞。
妙に映画評論家とかの間で評価の高い作品って、おバカ映画を愛好する僕にとっていまいち相性が悪いというかなんというか。

が、脱帽です。

散らばった断片を見事に回収していく展開と、それは予想外なラスト。スタジアムのシーンをはじめとした絵も渋い。Aの打てない壊れたタイプライターと最後に書いた手書きの一文字など、伏線の張り方も見事。多くを語りすぎず、緊張感を途切れさせず…あーなんか上手く書けないな。

とにかく久しぶりですね。「あー、すんごくいいものを見たぞ。なんだかうまく言えないけど。」と、しみじみ思える作品「シティ・オブ・ゴッド」とか「インファナル・アフェア」見たときと印象は近いかな。

いやー、映画ってこういうのだったんだなぁ。と、しみじみ思いました。変なのばっかり見てるんで、ついつい忘れてましたよ。

とっても満腹感のある一本でした。ごちそうさま。