299でも301でもない（つまり「ほぼ300」ではない）、まごうことなき300。this is スパールタ！である。

いやー、もともと評価が高いのは知ってたんですが、スローモーション満載というのも知っていただけについ「ハイキック・ガール」の悪夢と重なって手が伸びなかったんですよ。ただ、流石にその悪夢も見なくなり（いや、楽しめるようになり。かな？）、ジャーどないやねん。続編もあるっぽいし・・・ということでいざ腹筋の戦場へ。

おもろかったー。

わーい、この何も考えず筋肉一本槍な戦いがまたいいじゃないか。似たように少人数で大群を・・・ってな作品に「墨攻」ってのがあったけど、なるほど、こーいうのはあれこれ考えず爽快に敵をバッサバッサと倒したほうが面白いんだなーと納得。あれはいろいろ策を弄したりとあの手この手で守り抜くんですけど、どうも煮えきらない。何が足りないのか・・・リアルさはいらん。ということか。

マッチョなマッチョな90分でした。お腹いっぱい。

いわゆるテルモピレーの戦いを描いた歴史物だけど、実話というにはちょっと荒唐無稽かしら。でも、ストーリーについて、特にどうということはないのですが、映像が癖になってて、時々見たくなるのです。

クセルクセスとかペルシアの軍とか、『北斗の拳』の登場人物みたいで、そんなはずないだろうとおもうのですが、それもまたおもしろく、スパルタ人たちもリー・リンチェイみたいなアクションはしないけど十分強く、すべてのスローモーションをやめたら30分くらい短縮できそうだけど、そんなにだらだらしているわけでもなく。

というわけで、きっとまた見るのだろうなあ。