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インモータルズ -神々の戦い- Immortals
画像表示切り替え監督: | ターセム・シン |
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出演: | ヘンリー・カヴィル、ミッキー・ローク、ジョン・ハート、スティーヴン・ドーフ、フリーダ・ピント |
時間: | 111分 |
公開: | 2011年 |
キャッチコピー: すべての運命は、神が握っている。 | |
ジャンル: アクション、アドベンチャー、ファンタジー |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2019年04月19日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2012年09月29日 | 見た回数: 1回
予告編も変態的アクションがかっこ良かったし、「300」のスタッフとターセムさんだったので、ちょっと期待しすぎちゃった。
冒頭の巫女たちが車座になってる絵はそれなりに期待させるものだったんだけど、あとは眠たい。期待してたアクションシーンは、ほぼ予告編で満足できるものだったし、なんせストーリーが薄い。
テセウスが出てくるってったら、そら黄金羊毛とか、ミノタウロスの迷宮かと思うけど、テセウスとかそのあたりの神話を映画化した訳じゃなくって、神話にインスパイアを受けて作ったオリジナルの話なんですね。
オリジナルならオリジナルでもいいんだけど、そんな起伏のある話でもないので残念。
だんだんこういう役で固まってきて驚きだけど、ミッキー・ロークがよかったくらいか。
「キング・オブ・エジプト」で神様ネタを続けてみたんですが・・・思いの外入れなかったなぁ。重厚感とか断然こっちのほうがあるし、とにかくシリアス一直線だったりするんですがねぇ。
とにかく話も位が画面も暗い。暗闇とか洞窟とか全体的に何が起こっているのかわかりにくいのが難点、映画館とかだったらちゃんとイケるのかなぁ?その点、黄金聖闘士のような神様たちが映えること映えること。さすがはターセム・シンである。
その黄金聖闘士たちの活躍がまずよかった。ポセイドンは大津波を起こし、アレスは闘神らしく人間どもを瞬殺、アテナや他の神様もラストバトルではスローと早送りの合わせ技で人間らしからぬ(神様だってば)戦闘シーンを披露するしね。
と、同時に主神であるゼウスの頭の硬さというか柔軟性のなさというか、わがままというかが気になったぞ。
自分は延々、昔から人間であるテセウスに関わってきたにもかかわらず、他の神様には人間に関わるな。というお達し。さらにはそれを無視した息子と娘の打ち、息子だけを殺すとか・・・さすがの一言である。
悪役のハイペリオン(ミッキー・ローク)が良かったかなぁ。クワガタみたいな兜だったり、結構むちゃくちゃする上にリーダーでありながら妙に単独行動が好きでホイホイと動き回る。下っ端からしたら気が気じゃないだろうに。
それでやたら強いならまだしも・・・人としてはかなり強いんだけどこんな神様も怪物も入り乱れる世界の中じゃそこまで目立たない。
更にいうと、もっと影の薄い主人公のテセウスくん。「タイタンの戦い」の主人公は彼中心のお話だったんだけど、今回の主人公は一応役はもらってるけどギリシア人のリーダーとしてというスターのオーラはないしねぇ。
ということで、乗り切れなかったってのがまず第1に来ちゃうんだけどアクションシーンとかは良かったしミッキー・ロークも良かったんでそこまで悪くは感じなかったかなー。