300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜 300: Rise of an Empire

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監督:ノーム・ムーロ
出演:サリバン・ステイプルトン、エヴァ・グリーン、レナ・へディー、ハンス・マシソン、ロドリゴ・サントロ
時間:103分
公開:2014年
キャッチコピー:
最後の戦いは、大海原へ――。
あの300人のDNAを継ぐ男たち。
ジャンル:
アクション歴史ものマンガ・アニメの実写化アメコミ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2020年01月16日 | 見た回数: 1回

んー。思ってたより悪くはなかった。

300」がいい出来なので、そらそれよりは落ちるわい。という「パシフィック・リム」と同じ構図ではあるんですけど、同時期の別の場所でこんなのが行われてたよ。みたいな感じでみると、まーそれも悪くはない。
ただ、そう思えるのは連続して見た人だけかもしれないなぁ。

歴史(っぽい)物としても海戦のシーンやらは悪くはなかったし、前作と同様バッサバッサ腕も首も飛ぶし、とにかくマッチョなのも変わりはない。
ただ、いかんせん前作がその濃厚な部分をすべて賄ってるので、どうしても二番煎じで薄味に感じちゃう。

いってみれば・・・ポンジュース(果汁100%)に対するポン・スパークリング(果汁30%らしい。調べた)?
美味しいんだけど、求めてるものとはちょっと違う。って感じがわかるかなぁ。要素は当然入ってるし、300であることには変わりないんだけど、やっぱり求めてるのとはちょっと違うかなー。と。
だってあちらはマッチョバンザイな筋肉体育会系オンリー。こちらは仕方なく駆り出された商人や詩人などの文系も混じってるわけで、そら同じことしろっつったって無理ってもんです。

全体的に見れば、なんというかペルシアの女将軍アルテミシア(エヴァ・グリーン)が無茶苦茶かっちょよくって、使えない部下しかいないけど頑張れ、負けるな。と、つい応援しちゃうんだよなー。

一方でレオニダス(ジェラルド・バトラー)なきギリシア軍の大将が、悪くはないんだけどそこまでキャラが立ってないのが惜しい。程々の筋肉とマッチョさはあるんだけどこれだったら「反300」的に、体は超弱いけど戦略と頭脳で敵を滅ぼしちゃうくらいなパターンでも良かったのかもしれない。
か、アルテミシアが寝返ってペルシア軍を乗っ取るとか・・・。

原作ありきで歴史ベースなので、そんなに冒険も出来なくはないけどまーそんな事も考えてしまう(前作はほれ、何も考えずに筋肉バンザイだけで満足できたんで)今作でした。

ま、流石にマイナス面はあるんだけどそれなりに楽しく期待して見られましたよ。

追記:ただ、

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

最後でスパルタの女王(前作のレオニダスの奥さんね)が参戦してきて、彼女自身も戦って強いんだけども、その要素いる?まぁ、あのスパルタであのレオニダスの奥さんだからわからなくもないんだけど、強い女性だと前述のアルテミシアもいることだし、筋肉マッチョは他人に任せて、とにかく議会を説き伏せて参戦したぞ。というパターンで良かったんじゃない?いや、強いしかっちょいいんだけどさー。

隠しテキストはここまでです。

正直ラストのこの部分はいらないかなー。と。

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