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バグズ・ライフ a bug's life
画像表示切り替え監督: | ジョン・ラセターアンドリュー・スタントン |
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出演: | デイブ・フォーリー、ケビン・スペイシー、ジュリア・ルイス=ドレイファス、ヘイデン・パネティエーリ |
時間: | 97分 |
公開: | 1998年 |
ジャンル: ファミリー、昆虫/クモなど、アニメ(海外) |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2011年05月14日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2009年10月18日 | 見た回数: 1回
アニメ版「七人の侍」。じつは初見。この日は「ティンカー・ベル」もみたので、3DCG ものというジャンルとしても、登場人物のサイズとしてもかぶる話なんですが、こっちは満足の作品でした。
むかしの作品だし、CG のデキも劣るのでは、などと考えていたのですが、いやいやたしかに後発の方があきらかに質は良いのですが、それでも「トロン」や FF7 まで落ちる訳でもなく、ストーリーを楽しむ上で問題になるほどではありませんでした。
おなじピクサーでも「レミーのおいしいレストラン」なんかにくらべるとつまんないタイトルで、じつは、このタイトルのせいでもみる気が減っていたのですが、お話も好感が持てるのです。
・問題がある
・問題を小手先で解決しようとする
・小手先の解決は失敗する
・根本的な解決をする
けっこう憎めない登場人物が、こんなようなメインラインをいっしょ歩んでくれて、たまたま同日にみたので引き合いに出してしまいますが、「ティンカー・ベル」のお話の構造に比べたら、ふつうの感覚の持ち主だったら、こっちの方がいいと思うと思うのですがね……。
あ、そうそうそれに、雨のシーンなんか、作ったやつも「してやったり」というシーンだとは思いますが、見る側も「おーなかなか」というシーンで、そういう意味でも、みてよかったなート。
チョット物足りないというかひきこまれ具合が若干、名だたるピクサー作品の中では落ちるかなぁ。感覚的には個人的にゃコレに近いのは「ファインディング・ニモ」でしょうか。
ピクサーじゃなかったらきっと「オススメ」になるくらいの出来だと思いますよ。まぁ、古い作品なんでCGの出来もそれほどすげー。とはなりませんが、勧善懲悪で話の起伏もあり、安心して子供にも見せられる(と思うのだが・・・)内容。
子供たちのチームが頑張ってる姿とか好きですし、雨が降るシーンなんて、オォーそうきたか。そりゃすごい。斬新でやんす。と膝を打った(ぶつかったわけじゃないよ)次第ですよ。それに恒例のNG集もチャーンと織り込んでくれてますしね。
ただ、どうも助っ人たちやメインを張るキャラの数が多く、誰が誰でという焦点がちょっとブレてしまったことで、それぞれの魅力が主人公含めて若干薄まっちゃったかったかねぇ。という感じだろうか。んー。でもこれは見てる人(つまり僕)の問題な気もするな。
コレが、助っ人のてんとう虫さんたちは肝心なところで去ってしまい、それでも彼らから何かを学んだ子供たちが頑張ってやっつけちゃう・・・てな流れだったらもっとぐっときたかもしれません(子供ネタにも弱いし)
と、いうことは、そもそもあの子供らを主役にしときゃ良かったのか?そうなると話が根本から・・・まぁ、つまり、感情移入すべき大将が主役の彼ではなく、子供達・・・という目線で見てしまったのが敗因ってことです。
ということで、作品自体は何ら問題ないですが、うーん。まぁ「なかなか」くらいに落ちますかねぇ。