隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

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監督:樋口真嗣
出演:松本潤、長澤まさみ、椎名桔平、宮川大輔、甲本雅裕
時間:118分
公開:2008年
キャッチコピー:
隠された黄金と狙われた姫を追って、壮大なアドベンチャーが幕を開ける──。
ジャンル:
アクション時代劇

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石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2009年10月05日 | 見た回数: 1回

終わりよければ全てよし・・・なので、終わり悪かったのでこんな評価かな?

クロサワ版の「隠し砦の三悪人」はなかなかに評価も高いようで、スターウォーズのモデルになったぞ。とかいろいろとカッチョイイ逸話があったりするのですが、残念ながらそちらは未見。でそのリメイク(なの?タイトルだけ?)版ということなので、扱い的には「椿三十郎(2007)」と立ち位置は似ているかな?

さて感想。確かに、「スター・ウォーズ エピソード4 / 新たなる希望」に似てるかなぁ。というのもわかりましたが、うーん。どうなんでしょね。
ともかくよい面から見てきましょうか。阿部寛はなんかそれっぽいというかいい役者さんだなぁ。写真しか見てないクロサワ版の三船さんが演じてた役どころだと思うんですが、忠臣であり、剣豪であり、と言った雰囲気も出ててかっちょよかったと思います。あと、爆発いっぱい、血もいっぱいで派手は派手かな。あ、いいところ終わっちゃった。

主人公に松潤をもってきたことにより、かっこ良く見せるのはもちろんのこと、当然ヒロインとはいい仲にならねばならぬのだ!というとこなんでしょうか?平民役でもジャニーズなので、相手がお姫様であろうが武将であろうがため口OK、世が世なら切り捨て御免じゃないかと思うんですがね。プロダクションの偉大なる力かも知れませんが、なんだかなぁ。イマドキのカッチョイイ男の子感が歴史物という舞台に見事にミスマッチでだめでしたねー。いっそ劇中で阿部寛がばっさり切り捨てちゃえば良かったのに。
ヒロインの“ざ・らすと ぷりんせす”には長澤まさみちゃん。人気がある割には、うーん。「世界の中心で愛を叫ぶ」以降これってのが・・・あ、「タッチ」の南ちゃんやってたり「ラフ」のヒロインやってたり、ゴジラと戦ったりしてるのか。色々やってる割にあんまりだなぁ。今作でもちょっと強気なお姫様って感じで前半は頑張ってましたが、後半にいくにつれてふにゃふにゃになっていきましたね。

原作を見ていないしストーリーとかも変わってるらしいので、元作品との比較はできないんですが前半は「椿三十郎(2007)」を見た時と同じ感覚。まぁ、こんなもんかな。と思いきや次第にあらぬ方向に向かい、ラストには「何だこりゃ?」な結末。

いいとこもあったと思うんですが、うーんもったいない。途中までは「まあまあ」でもいいかな。普通に楽しめるじゃないか。とか思ってたんですが、最後の印象が悪いからどうも評価下がっちゃいました。

クロサワ版は噂に違わず面白いのかなぁ。

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