座頭市 THE LAST

画像表示切り替え

Amazon で 座頭市 THE LAST を買う

監督:阪本順治
出演:香取慎吾、石原さとみ、反町隆史、倍賞千恵子、仲代達矢
時間:132分
公開:2010年
ジャンル:
アクション恋愛時代劇

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2013年03月03日 | 見た回数: 1回

劇的につまんない。凄腕の剣士じゃなかったっけ?そーいうのが見たいんですが残念ながらそうじゃないんだなぁ。
たぶん香取くんが悪い訳じゃなくって単純に話がつまんないんだと思う。あるいは気分の問題?監督との相性?ってのはあるのかも知れません。

とにかく、最初っから弱っちいし、殺陣だってなんかふにゃふにゃしているし、舞台設定もなんだかいまいちぴんと伝わってこないし、なんのために戦ってるんかもわからないときたもんだ。

一応カッコこそ座頭市なんですよ。ただねぇ。「ICHI」でも感じたことなんですが、やたら綺麗に見えるのは・・・アイドル(って言っていいですよね。まだ)だからかねぇ。

タケちゃんの「座頭市(2003)」なんて見栄えからして金髪だったりするし、それと比較したらいくらなんでも・・・と思うかもしれません。が、これが意外なことにどっちが座頭市のポイントを押さえてるかというと、明らかにあっちなんじゃないだろうか。

いや、昔の作品を見てない僕がいうのもなんですが、そもそも盲目で仕込杖だけ持ってりゃいいっていうもんじゃない。それだけの主人公だったら、今日までファンがいて(いるのか?)、見たことない人でも名前はしってる。ってほどにはならんだろうにねぇ。
卑屈さとその奥にある強さというかなんというか。

等身大の座頭市っていうのはそもそもどこの需要を狙ったんでしょうかねぇ。新しいファン層の拡大?
全然記憶に残らず、新しい作品ができた時も、古い作品を見る機会があったとしても、それぞれ全然手が伸びないんじゃないだろうか?だって、何しか魅力ないですもん。
いや、そもそも新しいファンなんて作る意図ないんじゃないのだろうか?

作り手自体も別段作りたくて作ってるという感じじゃないんじゃないかなぁ。ほれ、古い漫画を引っ張り出してきて実写映画化するっていうネタに困った時に活用するあれですよ。
が、昔の時代劇ネタを引っ張ってきてリメイク。現時点ではあんまり成功例は思いつかんなぁ。「椿三十郎(2007)」がふつーだったくらいで、あとは悪名高き「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」。失敗な感じはあれと近いものがあるんですが、ただ、残念なことに、あの作品ほど突っ込む気力も起きないってのが、なんともダメダメな感じ満載なのだ。

お、まてよ
【時代劇・リメイク・タイトルに「the last」】
これはもしかすると残念映画の法則として成り立つんじゃないだろうか?他にないかな?

「ラストサムライ」

でも、トム・クルーズと真田広之で十分見れる作品なんだよなー。僕にとっては。それに、リメイクじゃないし、時代劇じゃないという異議がでそうですし、ダメですかね。

話も正直つまんない・というか・意味不明?なんとも行動原理とかストーリーのつながりとか結構グズグズで全然頭に入ってこないのだ(詳しくはnetabareをクリック)。
話として破綻してるように感じるのは僕の理解の問題?そうだったら作品を貶しちゃって申し訳ないんですが、久々ですよ。ここまで???が出まくって、しかも見直す気も確認する気も置きない映画ってのは。

ちょっとぐらいいいところ・・・仲代達矢演じる悪役は結構クセと迫力があったきがするかなぁ。
が、そんだけ。全体的な評価は言うまでもなくですよね。

おまけ↓

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

結構見てる間ダラダラして苦痛だったんであんまり覚えていないのは正直なとこなんですが、それでも、あー、こりゃイカン。ってのはあるんで、その辺をつらつらと。

話がつまんねーのは書いてるんですが、意味不明な部分も多々ありますぜ。

まず、弱い。ってのはいいましたね。下っ端にさくさく刺されたりします。囲まれて切られてしまうってのはまぁ、しょうがないんですが、かなり下っ端のヤクザさんにもさっくりいかれちゃう。無防備に。目が見えない分、他の感覚が発達して、人よりも鋭いはずなのにねぇ。そういう人だっけ?市って。

じゃ、とりあえず順に。妻である石川さとみちゃんを殺されちゃいます。自分の実力の無さに。おぉ、かわいそうに。市と結婚してりゃそんなことなかっただろうにねぇ。

失意のザトーイチさん。妻を殺され、もうカタギになる・・・ってノリで田舎の畑に戻ってきて、畑仕事したりスるんですが、あれ?いつの間にやら舞台は漁村に変わってるぞ?僕がなんか見逃したのか?

悪者一味がどんどん漁村を攻めてくる。大ボスは偉そうだけど、ジュニアが妙に弱っちそう・・・あれ?待て、さっき石川さとみちゃんを殺したやつじゃないのか?ってことは大ボスの2代目?その割に下っ端扱いに戦ってた気もするがそのへんはいいのかな?あるいは養子?ともかく絵を書きまくってるのと、血の匂いが嫌いなんだそうな。繊細なのね。まぁ、この手のやつが最後にゃ最強の敵になるってパターンでしょう。

何やら漁村がヤクザに狙われてるみたい。貿易がどうこうとか結局のところ全然伝わってこない理由のためである。ちなみに、ヤクザさん達がこれまた、誰がどっちの見方でいいやつなのか悪いやつなのかもピンとこない。

そんな中で裏切りがあったり、心を許していたりと、さらに事態は混迷を極めるのである。

この苦しい現状を書状に書いて役人に伝えるべく、市に白羽の矢が立つ。ただし、それは囮で、ホントはおれっちが持ってくもんね。と手柄横領な親友。右の道にいけ。だそうな。目が見えないので感で行く。

おれっちは左の道に・・・。バレてた!ぎゃー!

さて右の道は・・・追いかけてきて、必死に戦ってる。戦ってるうちに・・・おいおい。戻ってきちゃったじゃないか。

さらに不思議なことに、お役人様がいらっしゃいました。ん?じゃ、わざわざ山を超えて届けずとも、いいタイミングの時待ってりゃ良かったんじゃね?あ、もしくは水戸黄門みたいにお忍びか?の割に大名行列だが。

市が手渡す。白紙。怒る役人。ばかにするな!いや、まて、もうちょっと空気読んだれよ。目ー見えてへんのわかってるやん。

おれっちが手渡す。本物。でも読む前に・・・バッサリ。あーこれで勝負は決しましたね。

で、復讐劇。あれ?このへん意識が飛んでるせいか全然覚えてないぞ。何で大ボスの屋敷の前で豊原さんと戦ってんだ。負けそうやし。ついでに言うと、他のあれほどたくさんいた家来や働いてる人が皆無。元旦でみんな国に帰ったんでしょうか?

豊原さんをやっつけ、早々と大ボス仲代達矢と対峙。バトル開始・・・別次元。なにせ一瞬で部屋を移動するのだ。

るろうに剣心」に出てきた敵キャラの「縮地」ってやつか。あるいはドラゴンボールのように達人同士の戦いってのは常人の目では追い切れないんでしょう。天津飯みたいに目が3つないとね。かっちょいいはず。

ただし、この映画では唐突に移動して、あとは普通に戦うので、「ん?寝てた?」と自問するハメになることうけ合いである。

普通に戦う。ちなみに、いい忘れてましたが、居合の達人の割りに、別段居合術・抜刀術で戦うわけではなく、逆手に持つだけですね。結構抜きっぱなし。

なんとか撃破・・・ここで2代目登場。震えながら鉄砲?あれ?ジャンプとかで仕入れた少年漫画のセオリーが通用しないじゃないか?普通、本当はめっちゃ強い・・・じゃないのか?

やっつけたらしい。どうやってやっつけたのかは・・・記憶に霧がかかってますね。町に歩いて行く市。最強剣士である下っ端登場。背中からあの無敵と歌われた市を突き刺す。おぉ、きっと気配を消したり出来る強者ですね。

フラッシュバックで昔とか思い出しちゃう。唐突。終わり。

おわり???

?????

隠しテキストはここまでです。

リンク

同じ監督が撮っている映画