ロミオ+ジュリエット William Shakespeare's Romeo + Juliet

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監督:バズ・ラーマン
出演:レオナルド・ディカプリオ、クレア・デーンズ、ジョン・レグイザモ、ピート・ポスルスウェイト
時間:121分
公開:1997年
キャッチコピー:
最も偉大な永遠の愛の物語。
ジャンル:
恋愛ドラマ

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2010年05月06日 | 見た回数: たくさん

5歳の娘に解説しながら視聴。でも、やっぱりまだ早かったみたい。恋がなんなのか、命がなんなのか、当然ですが、やっぱりまだピンときてないんでしょうね。

クライマックス、服毒自殺を図ったロミオの横で、ジュリエットが自分のこめかみに銃を向けます。ターンという銃声。横たわるジュリエット、こちらを向く娘。そして「父さん、面白いことになってきたな!」……って、どういうことやねんと。

とまあ、トンチンカンなやり取りこそあるのですが、いちおうプロットはつかんでいるらしく、もしロレンス神父の手紙がきちんと届いていたら、とかなんとかそういう仮定の話もできていたので、今はいいとしましょう。

* * *

さておき、本作。シェイクスピアの台詞は現代劇にしても通用するか、という実験は本作以外でも試みられていますが、本作は、バズ・ラーマンがしっかり彼らしく、彼のチューニングで作りきった感じがあって、結構好きです。

なにしろクレア・デーンズがひじょうににかわいらしく、またレオナルド・ディカプリオも『バナナフィッシュ』のアッシュ(つまりリバー・フェニックス)を彷彿とさせるハンサムです。

でも、構成上仕方がないんですが、いくつかいい台詞がカットされてますよね。

あれはナイチンゲール。朝を告げるヒバリではないわ

とか、

この胸がお前のさや、そこで錆びておゆき。

は、鉄砲だからしょうがないですよね。

そんなお前に、いいものを授けよう。不幸に嘆くものの甘いミルク、哲学だ。
哲学なんてくそくらえだ、哲学でジュリエットが作れますか?

シェイクスピアはよく「哲学」をけなしますが、これもいーっすよね。

とかなんとか、だらだらと。

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