レスラー The Wrestler

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監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド
時間:109分
公開:2008年
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人生は過酷である、ゆえに美しい。
ジャンル:
ドラマ

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2010年12月12日 | 見た回数: 1回

ミッキー・ロークほど、昔と今とで印象の違う役者はいない。

「ナインハーフ」や「エンゼル・ハート」のすらっとした彼と、「シン・シティ」や「アイアンマン2」のごつごつした彼が同一人物だとは。

こんどのミッキー・ロークは哀愁漂うごつごつ系。当初、ニコラス・ケイジを起用しようとしたらしい。が、ニコラス・ケイジはいい役者ではあるけど、このミッキー・ロークを超えられるとは思わない。

そもそも「レスラー」というタイトルだけで、胸がちょっときゅんとなる。

プロレスをあんまり知らない人は、八百長だから嫌いとかいうけれど、プロレスを好きな人たちは、そんなことはわかっている。Wikipediaのケーフェイの項目は、プロレス好きの人が書いたことがよくわかる文章だが、ページの上の方にある「この記事の内容の信頼性について検証が求められています。」が、なんとなく、(ほんとうはそうではないけれど)上述のアンチプロレスとプロレスファンのやり取りのようで、微笑ましい。

プロレスという身体を使ったショーで、引退時期を逸したベテランレスラー。

人格的にすばらしい訳でもなく、唯一残った家族である娘にも憎まれてしまっている。

トップレスバーの踊り子を好いているが、いつも貢げるほど金がある訳でもなく、むしろ家賃さえ滞納している始末。プロレスだけでは食っていけないから、バイトをしている。

そんな彼が心臓発作で倒れる。

まあ、八百長ではないけど、ショービジネス(虚構)のなかで生き抜いてきた一人の老人が、虚構の中に倒れ込んでいくという、いかにも「JCVD」感の漂う(「その男 ヴァン・ダム」)切ない映画なのです。

それにエンドロールのスプリングスティーンが、またいかにもな感じでいいんですよ。

奥さんは「好きだけど人には勧められないなあ」といってたんで、なんとなく僕もおすすめ自粛の簡易評価で。

でも、僕も好き。

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