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石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2015年10月22日 | 見た回数: 1回
もはや全作品名作に思えてくるであろう第4段。メガシャークvs進撃の巨人もしくは、メガシャークvs「パシフィック・リム」である。 何を言っているのかわからないって?いや、予告編見ただけで一目瞭然のはずです。多くは言いますまい。
ちなみに、4作続けて見てきて、この技術力の工場には眼を見張るものがありますとも。十数年前のハリウッドB級映画に出てきたサメを遥かに上回る出来のサメちゃん。 わかりやすく(わかりにくいワイ)言うと、 例えば、今回のシリーズとは種類が違うけどジュラシック・ワールドのあの大ザメが「メジャー・リーグ」だとすると、
vsタコは「乳児」 vsワニは「幼稚園」 vsメカは「小学校中・高学年」 vs巨人は「小学校高学年」
ぐらいにはなっていると思われるのだ。すごいすごい。今作もサメに関してはシーンによってはとても良くなってて、なんでこのレベルで巨人を作れないのか。と思ってしまう。 ちなみに、本作の巨人の方は残念ながらまだ「小学校低学年」くらいかな?
それなのにザンネンをつけるのかね?と言われると、正直残念映画ではないくらいにまで映像面では頑張ってるんですよ。 ではなんでザンネンをつけるのか。
そこにザンネンという評価があるからさ。
ちなみに、映像が綺麗でも話は相変わらずむちゃくちゃなので、ザンネン映画以外をつけるというのも気がひけるんですがね。いいのさ。その辺りがこの手の映画の楽しみ方だし。
じゃ、恒例のネタバレ全開、いってみよー。
珍しく前作「メガ・シャークvsメカ・シャーク」の世界を引津っていて、株価暴落の映像とかも使いまわしていたりするのだ。サメのおかげでこんなに地球がダメになるとは、流石である。
そして、奴が復活します。混沌とした世界で海を制しているアメリカ領海内で、貧しい国のどっかの船が何やら違法に海底から新エネルギーのもと「レッド・マーキュリー」という物体を引き上げようとします。当然、攻撃するぞと脅すアメリカ軍。とにかく引き上げて連行され、引き上げたものは没収という散々な目に遭う漁船。 しかし、その緊張感の中引き上げられた物体になんと卵がついていて、おぎゃーー。と生まれたではありませんか。サメが。
サメの卵がついていて、おぎゃー、だったら遅るるにたりませんが、この映画、メガ・シャークの卵だったら話は違います。引き上げられてる最中に生まれ、一瞬のうちに漁船サイズくらいに成長し、沈没させる。さすがメガ・シャーク。成長も早いのだ。あるいは子どもだけどサイズを変える能力は身についているだけなのかな?
とにかくあんだけ苦労してやっつけたはずのメガ・シャークが復活しちゃって世界は大混乱。なんせ海が使えないし、奴は飛ぶので航空にまで影響を与えているという始末。 広い海に一匹の巨大ザメ。いくら移動がすごく早くて、サイズ可変のサメとはいえもうちょっとなんとかなるんじゃないのだろうか?とか思うんですが、残念ながら手が出ない状態である。
国連は(あろうことか)サメの駆除を全面的にアメリカに押し付け、世界の海はアメリカ軍が自由に動いている状況にあったりします。貧しい国は輸送路も経たれて大変ですってば。ロシアとかもね。
サメ駆除のため、アメリカ軍はメカ・シャーク劣化版、いや、もうちょっとヒラメっぽい魚の形をしたペラペラタイプの魚型潜水艇。ユニコーン号でサメと対決します。2機で仕留めるぞ!(絶対負けるに違いない)
搭乗するのはえらくピチっとした黒革のつなぎをきた、プレイボーイに出てきそうな半分胸元の開いた女性たち。多分この中の誰かだけ生き残って、反撃に出るんだろうなぁ。
出撃!そして対決の時。子供扱いされるかのようにあっさりとやられるユニコーン号。必勝を期した(知ってる人には有名な)「オキシジェン・デストロイヤー弾(←本当)」も効かない。うーん。ゴジラより強い。
ケチョンケチョンにやられ、一台はほぼ大破、もう一台は・・・ゴールデン・ゲート・ブリッジ、パナマ運河、スフィンクスに続き、今回はブラジルのあの山の上にたってるキリスト像。先ほどのお姉ちゃんを載せた潜水艇をぼよよ~んと山の上までふっ飛ばします。 残った一台の唯一の生き残りのおねえちゃんは決死の覚悟でサメとワイヤでつながり、おりゃ、と自爆プログラム発動。しかし、自爆は自爆で自分だけが爆発してしまいました。。サメは無傷。無駄死ってやつです。
さてさて、壊滅させられた海軍のエライさんはめっちゃ怒ります。尋常じゃない。ちなみに彼、妙にサミュエル・M・ジャクソンを思いださせるのは割と最近「アベンジャーズ」見たからでしょうかね?
とにかくその狂った軍人=10分の1サミュエルは、絶対殺したんねん。ん?第三次大戦?他国との軋轢?知らんぞ。という始末。そんな狂った軍人に全件を委任する米国大統領もどうかしてるぞ。核使用権まで与えてますとも。
さて、話は変わってロシア(だと思う。ウクライナとかかもしれん)。前述のレッドマーキュリーが取引される現場。ちょっと若めの日系っぽい女の子(こちらがヒロイン??)もボスの片腕として取引に参加。あらくれ野郎どもをあしらいながら、いざご対面・・・というところでなんか通信トラブルで「通信が途絶えたぞ」みたいなのを聞かれる。そう。彼女はCIAのスパイ。
結構間抜けにバレてしまったので、CIAもかたなしなんだけど、そこは持ち前の個人戦闘能力でバッタバッタと敵を倒しつつ逃げ出す。残念ながらレッドマーキュリーは奪われたままだけどそれより命のほうが大事ですしね。さすがに取り囲まれピンチに現れたのは・・・ゴゴゴゴゴゴ。ん?巨人?
まさに「進撃の巨人」に出てくるあれ、そのものではないか。大急ぎで脱出。何だったのかしら。あれ?みたいな感じである。その後基地に戻ったものの役職をとかれ、窓際族に。ただ、あの巨人が気になるし・・・と、勝手に技術スタッフの一人を拉致して巨人追跡の旅に出るのであった。
ちなみに、ロボットオタクの技術スタッフ曰く。もうダメだ。あれが存在して動き出すなんて。世界は終わりだ。的な弱音を吐きまくる。作った本人は誰々で。と、結構情報通で役に立つんですけどね。
まずは飛行機の盗み方から。だそうだ。すごいんだか組織に穴がありすぎるんだかよくわからないけど、とにかく脱出成功。これでもう出世街道から外れたことも確定である。
サメのターン。
やつを殺すにはまずは奴の生体や行動を知らねばならん。と、今までの作品で学んだきたことを一切無視したような理由で学者たちを集めます。その中にいた二人がまずは主役なんだろうか?
一人は正論振りかざすパットしない女性。サメは捕まえるべきよ論陣。もう一人は妙に軽い感じで、俺様サイコーの、学者とは思えない男。見た目がちょっとジョージ・ルーカス。サメなんてぶっ殺せ論陣。当然のことながら妙に好戦的な狂った軍人はジョージ・ルーカス側に回らざるをえない。おかげさまでジョージは船に。女性は追い出されます。
追い出された女性は・・・お、新たな登場人物。世界経済を操るような、なんかトニー・スタークというか、ジョブスというか、そんな若い男が登場し、「あなたの論文(勝手にハッキングして)読みました。素晴らしかった。力を貸しましょう。世界・地球を救いましょう。」だそうな。胡散臭いものの、もっととんでもない軍人たちの行動を楽しめるので、通常よりは普通に見える。 ただ、ところどころ胡散臭さがあって、どうも好きになれない。「父は金に執着してたが、私は違う」とか、さらっというあたりが逆に怪しいのだ。
狂った軍人とルーカスはいろいろとおびき寄せ作戦を展開しては撃滅。他の意見など聞かず、クジラに爆弾を仕掛け、それをエサとして冷めに食わせ、体内から爆発。という、クジラを愛する世界中の人達から銃口を向けられそうな暴挙に出る。全件は私にある。の一点張りで頭が固くなってしまったのだ。
さて、この作戦。とりあえずなんとなく食いつく。までは成功。が、ここでサメの笑い顔が浮かんだように見えたのは気のせいだろうか?あろうことか起爆装置をセットした瞬間。咥えていた爆弾入りクジラをポーイ。と米軍空母の上にほおり投げたではないか。
作戦知ってたの??
おかげで見事自滅のような形で空母爆発。他の艦船もやられてケチョンケチョンである。
巨人ターン。
飛行機かっぱらって跳んでるといつのまにやらサメバトル会場の近くを飛んでおり、米軍機に追い立てられる。さらにはサメバトルの余波を受け、サメジャンプによって飛行機破損。墜落。ただ、操縦の腕がいいのか、ふたりとも死なずになんとか着水。
トニー・スタークの船に救助される。真面目女史の介護と、もともとのCIA職員の生命力で見事に復活。脱臼した腕なんて、うりゃ、と自分で壁のカドにぶつけて直しちゃうんだから大したものである。 さっそく巨人の怖さを伝える。
「サメなんて言ってる場合ちゃうで。行ける爆弾。歩く爆弾がどんどん目的地に向かってるんだぞ。」 「アホか、サメこそ最強の敵やで。巨人なんかほっとけばいいやん」
という激しく充実した議論のあと(↑石田誤訳込みです)、とにかく巨人を止めるため作った当人を捕まえてなんとかしよう。ということになり、CIAとスタッフがロシアに再潜入。
そして、あれだけ見つかるはずがないと言っていた博士があっさりと見つかる。実はこの半分拉致られた技術スタッフ。映画を見終わって振り返ってみると、出来ない出来無いと言いつつもすべての作戦を完璧に遂行する凄腕エージェントなのだ。
なんかしらんけど敵方に襲われ、博士は死亡。ただその際、頼れる技術スタッフに、なんとか止めてくれ。鍵はこれだ。と、止める手段なんてないと言い張ってた博士に止める方法を教わる。その後帰る途中に巨人が現れ、今度は「巨神兵」のようなレーザーをかいくぐりながら危うく脱出。
真面目女史、堪忍袋の緒が切れたのか「サメ殺しちゃえ」と言い出す。でもってハイテク技術(電波ショック。この攻撃だけはサメに効く)を用いてサメを足止めするからなんとかぶっ殺しなさい。と、狂った軍人にだしん。ついに共同戦線を貼ることとなったのだ。
サメを中央に集め、電気ショックで足止めし、動きを止めて、一斉に砲撃。お、なんか効いてる?ただ、何度か攻撃した後、ハイテク電気ショックマシーンが破損。サメは取り囲んでた殆どの戦艦(指揮官の船以外)を沈没させる。
唖然とする狂った軍人。目がイッてるのだ。そして、おもむろにジョージ・ルーカスと一人の部下を連れ、地下のコンピュータルームに。そしてコンピュータに外部からのアクセスをシャットアウトさせ、俺の命令だけ効くようにセッティング。 見事なくらい狂った感じで、こうなったらサメのいる辺りに書くミサイル発射しろ。発射だ発射、ヒャッヒャッヒャ。と書くミサイル発射ボタンを押しちゃう。地球終わった。 仕事を終えた狂った軍人。まさかの笑いながら銃で自殺。持ち、ミサイルは発射されてますからね。
そりゃもう大慌て。どうしてくれんねん。エライコッチャで。
真面目女史たちもその情報をキャッチし、なんとかしなさいよ。あなたトニー・スタークでしょ。コンピュータなんて余裕で止めれるでしょ。と。できちゃうんだな。これが。ただし時間が掛かるから爆発までの時間を引き伸ばさなきゃ。と。
ほほう、じゃ、あたしがやるしかないわね。と真面目女史、モーターボートにサメをおびき寄せる装置をつけて海を疾走。サメもついてく。サメの泳ぐスピードは多分モーターボートなんかより早いはずですが、スタートダッシュでなんとか逃げて入江へ。サメも追いかけてくる。それをターゲットとしてる核ミサイルも爆発せずに付いてくる。
まにあった!トニー・スターク見事にOS再起動に成功。別の人物を司令官として核ミサイルを上空で爆破に成功。地球は救われた。ちょっとだけ。
さて、逃げる女史の方ですが、入江に逃げ込んだのは、まさかサメを捉えるためだとは思っていませんでした。サメが確実に入り江に入ったのを確認したあと、そこを破壊して逃げられなくしちゃいなさい。と。
ほほう。すごい計算能力だ。
米軍の攻撃出掛けやらが崩れ、見事に入江が埋まる。やった、閉じ込めた。モーターボートは・・・相変わらずおっかけられまくってますが、きゃー、やられるー。というところで、じゃじゃーん。さっき巨人から逃げてきた飛行機到着。
イーサン・ホークのように華麗に飛行機から降りてきた縄梯子に捕まり去ってゆく真面目女史。サメは入江の手前でぐるぐる泳ぐだけで、逃げられない。捕まえたのだ。あの巨大ザメを。
ここで僕の感想。「んと、余裕で飛び越えられるよね。」
そうです。サメはジャンボも落とすほどの脅威のジャンプ力を誇るんです。が、飛ばないのはちょっとした余興気分なんでしょうか?
CIAたちと合流した一行は巨人の脅威について話し合う。サメは生け捕りにしたからあとはほっとけ。ということでしょうか。どんな作戦で行く? そこはあれでしょ。このシリーズの醍醐味。「巨大生物どうしのバトルで共倒れを期待」作戦しかないわよ。と、巨人の方をサメにぶつける散弾を画策。
CIAがいい作戦がある。と、おもむろに飛行機を借りて飛び立つ。いい作戦? ブロロロロロぉ。と、飛行機。の後ろにアメリカ国旗をたなびかせ、巨人の周りを旋回。見事サメのいる場所におびき寄せることに成功。あとはなんかぶつかり合って倒れてくれないかなぁ。
しかし、巨大生物、なん頭で引き寄せられるもんだなぁ。フェロモンに始まり・卵・指笛・アメリカ国旗・・・。
さてさて、共倒れを期待しつつも最終巨人兵器についてはほっといちゃダメだろ。止めなきゃ。でも、その止める機械がわからない。博士からもらった鍵は手に入れたものの、「わからないよ。僕はどうせダメな窓際族さ」と嘆く技術スタッフ。が、その鍵をガツン!とぶつけて・・・あれ?
なんと写真の裏に秘密工場の基地の在り処が隠されていたではないか。謎は全て解けた。である。あっさり見つかったものの、うっかり巨人もサメも連れて来ちゃった黒海の底にあるですって?? どうやっていく? んー。こっそり2体が戦ってる隙に。
なんでも持ってるトニー・スタークの潜水艇で基地に入り、放射能汚染を恐れずにスタスタと入っていく。巨人を操り止める機械はきっとキーボードみたいなやつだ。ダメだ。全然見つからない。基地のそばであろうことか巨人とサメのバトルも始まり、大量の水が流れ込んできて、逃げるしか無いタイミングで・・・、「あ、これだ。これ」と見つける凄腕技術スタッフ。彼の前に謎は存在しない。
もう激しい2大巨頭のバトルの隙に辛くも逃げおおせた一行。しかし、ここでついにトニー・スタークが本性を表す。全員を拘束した後、「地球のためさ。役に立たない人類は滅ぼさなきゃね。な~に。いらない人たちだけさ」などと、どっかのアニメに出てきそうな事を全世界に宣言。
しかも彼、巨人を操れるようになり、さらにはサメも使えるようになっちゃった。変なメガネと変な手袋でSF映画的な動きで巨人もサメもあやつっちゃう。 海(サメ)陸(巨人)は抑えた。空は・・・(さめ?)。過激なテロリストにアメリカも黙っちゃーいない。F14をとばし、F18あたりが攻撃。確かに離陸したと思うんだけどな。F14。
が、そんな攻撃へっちゃらさ。巨人は手づかみで音速の戦闘機を捕まえるし、低空飛行したらサメがうりゃ、と体当たり。アメリカ軍。ついにあの手を・・・と、スター・ウォーズ計画発動。人工衛星からなんとレーザー攻撃である。もう何の映画化わからなくなってきた。何なんだこの急激な展開は。
が、それすらも気づいた彼は巨人を操り、 巨大ザメをジャイアントスイングし・・・ 上空に投げる。
室伏か!
サメは空高く投げられ、成層圏を超え、まさかの人工衛星に激突。 レーザー攻撃しようとしていた衛星の向きを変え、月にレーザーの亀裂が入るという恐るべき事態に。 サメは・・・重力にしたがって海にどっぽん。
完璧に真上にホオリ投げて、完璧に落としたに違いない。ちょっとでも角度がずれてて、あんなところまで投げてたら、ほんのすこしのズレてただけで全然別の場所に落ちるはず。地面と激突すりゃ間違いなくサメよさらばなはず。 あ、そもそも水だとしても木っ端微塵だろうけどなぁ。
また、あのガンダムですら大気圏突入の摩擦に関してはやられるのに、生身のあのサメ、ピンピンしてるときたもんだ。
高笑いする金持ち。
しかし、その無茶な放り投げにより、サメをコントロールしてた機械がぽろりと取れちゃった。復活のサメである。
こうなるとあたふたするのは金持ちちゃん。巨人をコントロールする機械もなんか急に壊れて暴走を始めるし、館内では閉じ込めてたヤツラがかっ手にぬけ出すし、船はズタボロにされるし・・・。都落ちも都落ち、こんな見事に頂点から落ちるものかねと関心する次第です。
もうダメだ。金持ち、船から脱出。 追ってくる巨人。 逃げる金持ち。コケる金持ち。逃げる金持ち。コケる金持ち。逃げる金持ち。見上げる金持ち。プチッ(踏まれた)。
さて、ラストバトルが残ってますね。巨人vsサメです。ちなみに、延々巨人巨人と言っていましたが、正式名称はコロッサス。グレート・タイタンという名前でもありません。コロッサスでよかったんじゃないのか?
海の中でのどかにゆっくりぶつかったりしながら戦い、ガシりと巨人に抱きかかえられるサメ。そして巨人の体はどんどんと赤くなり、ボカーーーん。
終わり。世界に平和が戻ったとさ。
支離滅裂なネタバレを呼んでくれた方、ありがとうございます。スイマセン。ただ、そのとおりに話が進むのでご容赦を。
とにかくシリーズでも一番の突き抜け具合い。半端はありません。思いつく何となく見たことのあるカッチョ良さそうな要素をかたっぱしから寄せ集めて無理やりくっつけてる分、話の展開も早く、これぞジェットコースタームービー。また、その話がむちゃくちゃだから救いようがない。 おかげでいっぱいのシーンを織り込んでくれて、それぞれがむちゃくちゃなんで、いっぱい書かなきゃいけなかったじゃないか。あー疲れた。
さて、シリーズ通して僕なりの感想ですが、残念は当然つけますが・・・・結構おもろい。
技術的には拙いし、話の筋はむちゃくちゃだったりパクリだったりのオンパレード。だけど、メガ・シャークは立派にキャラ立ちしてるんですよ。こうなると、ファンとして思うのは、逆輸入でハリウッド大物監督がメガ・シャークを使ってくれないかなぁと。 例えば「パシフィック・リム」のイェーガーと戦ってもそこそこ様になると思うんだけど・・・。
ということでメガ・シャーク祭り、いったんお開き。ということです。お付き合いありがとうございました。
追記: 4作続けて、エンドロール後にはこんなおまけもついてました。 「サメは戻ってくる。」
来年もまたサメに会えるのかしら?今度は何かねー?と想像するのも一興です。
宇宙人・幽霊船・シーサーペント・ドラゴン。・・・ゴジラ・・・
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もはや全作品名作に思えてくるであろう第4段。メガシャークvs進撃の巨人もしくは、メガシャークvs「パシフィック・リム」である。
何を言っているのかわからないって?いや、予告編見ただけで一目瞭然のはずです。多くは言いますまい。
ちなみに、4作続けて見てきて、この技術力の工場には眼を見張るものがありますとも。十数年前のハリウッドB級映画に出てきたサメを遥かに上回る出来のサメちゃん。
わかりやすく(わかりにくいワイ)言うと、
例えば、今回のシリーズとは種類が違うけどジュラシック・ワールドのあの大ザメが「メジャー・リーグ」だとすると、
vsタコは「乳児」
vsワニは「幼稚園」
vsメカは「小学校中・高学年」
vs巨人は「小学校高学年」
ぐらいにはなっていると思われるのだ。すごいすごい。今作もサメに関してはシーンによってはとても良くなってて、なんでこのレベルで巨人を作れないのか。と思ってしまう。
ちなみに、本作の巨人の方は残念ながらまだ「小学校低学年」くらいかな?
それなのにザンネンをつけるのかね?と言われると、正直残念映画ではないくらいにまで映像面では頑張ってるんですよ。
ではなんでザンネンをつけるのか。
そこにザンネンという評価があるからさ。
ちなみに、映像が綺麗でも話は相変わらずむちゃくちゃなので、ザンネン映画以外をつけるというのも気がひけるんですがね。いいのさ。その辺りがこの手の映画の楽しみ方だし。
じゃ、恒例のネタバレ全開、いってみよー。
ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。
珍しく前作「メガ・シャークvsメカ・シャーク」の世界を引津っていて、株価暴落の映像とかも使いまわしていたりするのだ。サメのおかげでこんなに地球がダメになるとは、流石である。
そして、奴が復活します。混沌とした世界で海を制しているアメリカ領海内で、貧しい国のどっかの船が何やら違法に海底から新エネルギーのもと「レッド・マーキュリー」という物体を引き上げようとします。当然、攻撃するぞと脅すアメリカ軍。とにかく引き上げて連行され、引き上げたものは没収という散々な目に遭う漁船。
しかし、その緊張感の中引き上げられた物体になんと卵がついていて、おぎゃーー。と生まれたではありませんか。サメが。
サメの卵がついていて、おぎゃー、だったら遅るるにたりませんが、この映画、メガ・シャークの卵だったら話は違います。引き上げられてる最中に生まれ、一瞬のうちに漁船サイズくらいに成長し、沈没させる。さすがメガ・シャーク。成長も早いのだ。あるいは子どもだけどサイズを変える能力は身についているだけなのかな?
とにかくあんだけ苦労してやっつけたはずのメガ・シャークが復活しちゃって世界は大混乱。なんせ海が使えないし、奴は飛ぶので航空にまで影響を与えているという始末。
広い海に一匹の巨大ザメ。いくら移動がすごく早くて、サイズ可変のサメとはいえもうちょっとなんとかなるんじゃないのだろうか?とか思うんですが、残念ながら手が出ない状態である。
国連は(あろうことか)サメの駆除を全面的にアメリカに押し付け、世界の海はアメリカ軍が自由に動いている状況にあったりします。貧しい国は輸送路も経たれて大変ですってば。ロシアとかもね。
サメ駆除のため、アメリカ軍はメカ・シャーク劣化版、いや、もうちょっとヒラメっぽい魚の形をしたペラペラタイプの魚型潜水艇。ユニコーン号でサメと対決します。2機で仕留めるぞ!(絶対負けるに違いない)
搭乗するのはえらくピチっとした黒革のつなぎをきた、プレイボーイに出てきそうな半分胸元の開いた女性たち。多分この中の誰かだけ生き残って、反撃に出るんだろうなぁ。
出撃!そして対決の時。子供扱いされるかのようにあっさりとやられるユニコーン号。必勝を期した(知ってる人には有名な)「オキシジェン・デストロイヤー弾(←本当)」も効かない。うーん。ゴジラより強い。
ケチョンケチョンにやられ、一台はほぼ大破、もう一台は・・・ゴールデン・ゲート・ブリッジ、パナマ運河、スフィンクスに続き、今回はブラジルのあの山の上にたってるキリスト像。先ほどのお姉ちゃんを載せた潜水艇をぼよよ~んと山の上までふっ飛ばします。
残った一台の唯一の生き残りのおねえちゃんは決死の覚悟でサメとワイヤでつながり、おりゃ、と自爆プログラム発動。しかし、自爆は自爆で自分だけが爆発してしまいました。。サメは無傷。無駄死ってやつです。
さてさて、壊滅させられた海軍のエライさんはめっちゃ怒ります。尋常じゃない。ちなみに彼、妙にサミュエル・M・ジャクソンを思いださせるのは割と最近「アベンジャーズ」見たからでしょうかね?
とにかくその狂った軍人=10分の1サミュエルは、絶対殺したんねん。ん?第三次大戦?他国との軋轢?知らんぞ。という始末。そんな狂った軍人に全件を委任する米国大統領もどうかしてるぞ。核使用権まで与えてますとも。
さて、話は変わってロシア(だと思う。ウクライナとかかもしれん)。前述のレッドマーキュリーが取引される現場。ちょっと若めの日系っぽい女の子(こちらがヒロイン??)もボスの片腕として取引に参加。あらくれ野郎どもをあしらいながら、いざご対面・・・というところでなんか通信トラブルで「通信が途絶えたぞ」みたいなのを聞かれる。そう。彼女はCIAのスパイ。
結構間抜けにバレてしまったので、CIAもかたなしなんだけど、そこは持ち前の個人戦闘能力でバッタバッタと敵を倒しつつ逃げ出す。残念ながらレッドマーキュリーは奪われたままだけどそれより命のほうが大事ですしね。さすがに取り囲まれピンチに現れたのは・・・ゴゴゴゴゴゴ。ん?巨人?
まさに「進撃の巨人」に出てくるあれ、そのものではないか。大急ぎで脱出。何だったのかしら。あれ?みたいな感じである。その後基地に戻ったものの役職をとかれ、窓際族に。ただ、あの巨人が気になるし・・・と、勝手に技術スタッフの一人を拉致して巨人追跡の旅に出るのであった。
ちなみに、ロボットオタクの技術スタッフ曰く。もうダメだ。あれが存在して動き出すなんて。世界は終わりだ。的な弱音を吐きまくる。作った本人は誰々で。と、結構情報通で役に立つんですけどね。
まずは飛行機の盗み方から。だそうだ。すごいんだか組織に穴がありすぎるんだかよくわからないけど、とにかく脱出成功。これでもう出世街道から外れたことも確定である。
サメのターン。
やつを殺すにはまずは奴の生体や行動を知らねばならん。と、今までの作品で学んだきたことを一切無視したような理由で学者たちを集めます。その中にいた二人がまずは主役なんだろうか?
一人は正論振りかざすパットしない女性。サメは捕まえるべきよ論陣。もう一人は妙に軽い感じで、俺様サイコーの、学者とは思えない男。見た目がちょっとジョージ・ルーカス。サメなんてぶっ殺せ論陣。当然のことながら妙に好戦的な狂った軍人はジョージ・ルーカス側に回らざるをえない。おかげさまでジョージは船に。女性は追い出されます。
追い出された女性は・・・お、新たな登場人物。世界経済を操るような、なんかトニー・スタークというか、ジョブスというか、そんな若い男が登場し、「あなたの論文(勝手にハッキングして)読みました。素晴らしかった。力を貸しましょう。世界・地球を救いましょう。」だそうな。胡散臭いものの、もっととんでもない軍人たちの行動を楽しめるので、通常よりは普通に見える。
ただ、ところどころ胡散臭さがあって、どうも好きになれない。「父は金に執着してたが、私は違う」とか、さらっというあたりが逆に怪しいのだ。
狂った軍人とルーカスはいろいろとおびき寄せ作戦を展開しては撃滅。他の意見など聞かず、クジラに爆弾を仕掛け、それをエサとして冷めに食わせ、体内から爆発。という、クジラを愛する世界中の人達から銃口を向けられそうな暴挙に出る。全件は私にある。の一点張りで頭が固くなってしまったのだ。
さて、この作戦。とりあえずなんとなく食いつく。までは成功。が、ここでサメの笑い顔が浮かんだように見えたのは気のせいだろうか?あろうことか起爆装置をセットした瞬間。咥えていた爆弾入りクジラをポーイ。と米軍空母の上にほおり投げたではないか。
作戦知ってたの??
おかげで見事自滅のような形で空母爆発。他の艦船もやられてケチョンケチョンである。
巨人ターン。
飛行機かっぱらって跳んでるといつのまにやらサメバトル会場の近くを飛んでおり、米軍機に追い立てられる。さらにはサメバトルの余波を受け、サメジャンプによって飛行機破損。墜落。ただ、操縦の腕がいいのか、ふたりとも死なずになんとか着水。
トニー・スタークの船に救助される。真面目女史の介護と、もともとのCIA職員の生命力で見事に復活。脱臼した腕なんて、うりゃ、と自分で壁のカドにぶつけて直しちゃうんだから大したものである。
さっそく巨人の怖さを伝える。
「サメなんて言ってる場合ちゃうで。行ける爆弾。歩く爆弾がどんどん目的地に向かってるんだぞ。」
「アホか、サメこそ最強の敵やで。巨人なんかほっとけばいいやん」
という激しく充実した議論のあと(↑石田誤訳込みです)、とにかく巨人を止めるため作った当人を捕まえてなんとかしよう。ということになり、CIAとスタッフがロシアに再潜入。
そして、あれだけ見つかるはずがないと言っていた博士があっさりと見つかる。実はこの半分拉致られた技術スタッフ。映画を見終わって振り返ってみると、出来ない出来無いと言いつつもすべての作戦を完璧に遂行する凄腕エージェントなのだ。
なんかしらんけど敵方に襲われ、博士は死亡。ただその際、頼れる技術スタッフに、なんとか止めてくれ。鍵はこれだ。と、止める手段なんてないと言い張ってた博士に止める方法を教わる。その後帰る途中に巨人が現れ、今度は「巨神兵」のようなレーザーをかいくぐりながら危うく脱出。
サメのターン。
真面目女史、堪忍袋の緒が切れたのか「サメ殺しちゃえ」と言い出す。でもってハイテク技術(電波ショック。この攻撃だけはサメに効く)を用いてサメを足止めするからなんとかぶっ殺しなさい。と、狂った軍人にだしん。ついに共同戦線を貼ることとなったのだ。
サメを中央に集め、電気ショックで足止めし、動きを止めて、一斉に砲撃。お、なんか効いてる?ただ、何度か攻撃した後、ハイテク電気ショックマシーンが破損。サメは取り囲んでた殆どの戦艦(指揮官の船以外)を沈没させる。
唖然とする狂った軍人。目がイッてるのだ。そして、おもむろにジョージ・ルーカスと一人の部下を連れ、地下のコンピュータルームに。そしてコンピュータに外部からのアクセスをシャットアウトさせ、俺の命令だけ効くようにセッティング。
見事なくらい狂った感じで、こうなったらサメのいる辺りに書くミサイル発射しろ。発射だ発射、ヒャッヒャッヒャ。と書くミサイル発射ボタンを押しちゃう。地球終わった。
仕事を終えた狂った軍人。まさかの笑いながら銃で自殺。持ち、ミサイルは発射されてますからね。
そりゃもう大慌て。どうしてくれんねん。エライコッチャで。
真面目女史たちもその情報をキャッチし、なんとかしなさいよ。あなたトニー・スタークでしょ。コンピュータなんて余裕で止めれるでしょ。と。できちゃうんだな。これが。ただし時間が掛かるから爆発までの時間を引き伸ばさなきゃ。と。
ほほう、じゃ、あたしがやるしかないわね。と真面目女史、モーターボートにサメをおびき寄せる装置をつけて海を疾走。サメもついてく。サメの泳ぐスピードは多分モーターボートなんかより早いはずですが、スタートダッシュでなんとか逃げて入江へ。サメも追いかけてくる。それをターゲットとしてる核ミサイルも爆発せずに付いてくる。
まにあった!トニー・スターク見事にOS再起動に成功。別の人物を司令官として核ミサイルを上空で爆破に成功。地球は救われた。ちょっとだけ。
さて、逃げる女史の方ですが、入江に逃げ込んだのは、まさかサメを捉えるためだとは思っていませんでした。サメが確実に入り江に入ったのを確認したあと、そこを破壊して逃げられなくしちゃいなさい。と。
ほほう。すごい計算能力だ。
米軍の攻撃出掛けやらが崩れ、見事に入江が埋まる。やった、閉じ込めた。モーターボートは・・・相変わらずおっかけられまくってますが、きゃー、やられるー。というところで、じゃじゃーん。さっき巨人から逃げてきた飛行機到着。
イーサン・ホークのように華麗に飛行機から降りてきた縄梯子に捕まり去ってゆく真面目女史。サメは入江の手前でぐるぐる泳ぐだけで、逃げられない。捕まえたのだ。あの巨大ザメを。
ここで僕の感想。「んと、余裕で飛び越えられるよね。」
そうです。サメはジャンボも落とすほどの脅威のジャンプ力を誇るんです。が、飛ばないのはちょっとした余興気分なんでしょうか?
CIAたちと合流した一行は巨人の脅威について話し合う。サメは生け捕りにしたからあとはほっとけ。ということでしょうか。どんな作戦で行く?
そこはあれでしょ。このシリーズの醍醐味。「巨大生物どうしのバトルで共倒れを期待」作戦しかないわよ。と、巨人の方をサメにぶつける散弾を画策。
CIAがいい作戦がある。と、おもむろに飛行機を借りて飛び立つ。いい作戦?
ブロロロロロぉ。と、飛行機。の後ろにアメリカ国旗をたなびかせ、巨人の周りを旋回。見事サメのいる場所におびき寄せることに成功。あとはなんかぶつかり合って倒れてくれないかなぁ。
しかし、巨大生物、なん頭で引き寄せられるもんだなぁ。フェロモンに始まり・卵・指笛・アメリカ国旗・・・。
さてさて、共倒れを期待しつつも最終巨人兵器についてはほっといちゃダメだろ。止めなきゃ。でも、その止める機械がわからない。博士からもらった鍵は手に入れたものの、「わからないよ。僕はどうせダメな窓際族さ」と嘆く技術スタッフ。が、その鍵をガツン!とぶつけて・・・あれ?
なんと写真の裏に秘密工場の基地の在り処が隠されていたではないか。謎は全て解けた。である。あっさり見つかったものの、うっかり巨人もサメも連れて来ちゃった黒海の底にあるですって??
どうやっていく?
んー。こっそり2体が戦ってる隙に。
なんでも持ってるトニー・スタークの潜水艇で基地に入り、放射能汚染を恐れずにスタスタと入っていく。巨人を操り止める機械はきっとキーボードみたいなやつだ。ダメだ。全然見つからない。基地のそばであろうことか巨人とサメのバトルも始まり、大量の水が流れ込んできて、逃げるしか無いタイミングで・・・、「あ、これだ。これ」と見つける凄腕技術スタッフ。彼の前に謎は存在しない。
もう激しい2大巨頭のバトルの隙に辛くも逃げおおせた一行。しかし、ここでついにトニー・スタークが本性を表す。全員を拘束した後、「地球のためさ。役に立たない人類は滅ぼさなきゃね。な~に。いらない人たちだけさ」などと、どっかのアニメに出てきそうな事を全世界に宣言。
しかも彼、巨人を操れるようになり、さらにはサメも使えるようになっちゃった。変なメガネと変な手袋でSF映画的な動きで巨人もサメもあやつっちゃう。
海(サメ)陸(巨人)は抑えた。空は・・・(さめ?)。過激なテロリストにアメリカも黙っちゃーいない。F14をとばし、F18あたりが攻撃。確かに離陸したと思うんだけどな。F14。
が、そんな攻撃へっちゃらさ。巨人は手づかみで音速の戦闘機を捕まえるし、低空飛行したらサメがうりゃ、と体当たり。アメリカ軍。ついにあの手を・・・と、スター・ウォーズ計画発動。人工衛星からなんとレーザー攻撃である。もう何の映画化わからなくなってきた。何なんだこの急激な展開は。
が、それすらも気づいた彼は巨人を操り、
巨大ザメをジャイアントスイングし・・・
上空に投げる。
室伏か!
サメは空高く投げられ、成層圏を超え、まさかの人工衛星に激突。
レーザー攻撃しようとしていた衛星の向きを変え、月にレーザーの亀裂が入るという恐るべき事態に。
サメは・・・重力にしたがって海にどっぽん。
完璧に真上にホオリ投げて、完璧に落としたに違いない。ちょっとでも角度がずれてて、あんなところまで投げてたら、ほんのすこしのズレてただけで全然別の場所に落ちるはず。地面と激突すりゃ間違いなくサメよさらばなはず。
あ、そもそも水だとしても木っ端微塵だろうけどなぁ。
また、あのガンダムですら大気圏突入の摩擦に関してはやられるのに、生身のあのサメ、ピンピンしてるときたもんだ。
高笑いする金持ち。
しかし、その無茶な放り投げにより、サメをコントロールしてた機械がぽろりと取れちゃった。復活のサメである。
こうなるとあたふたするのは金持ちちゃん。巨人をコントロールする機械もなんか急に壊れて暴走を始めるし、館内では閉じ込めてたヤツラがかっ手にぬけ出すし、船はズタボロにされるし・・・。都落ちも都落ち、こんな見事に頂点から落ちるものかねと関心する次第です。
もうダメだ。金持ち、船から脱出。
追ってくる巨人。
逃げる金持ち。コケる金持ち。逃げる金持ち。コケる金持ち。逃げる金持ち。見上げる金持ち。プチッ(踏まれた)。
さて、ラストバトルが残ってますね。巨人vsサメです。ちなみに、延々巨人巨人と言っていましたが、正式名称はコロッサス。グレート・タイタンという名前でもありません。コロッサスでよかったんじゃないのか?
海の中でのどかにゆっくりぶつかったりしながら戦い、ガシりと巨人に抱きかかえられるサメ。そして巨人の体はどんどんと赤くなり、ボカーーーん。
終わり。世界に平和が戻ったとさ。
隠しテキストはここまでです。
支離滅裂なネタバレを呼んでくれた方、ありがとうございます。スイマセン。ただ、そのとおりに話が進むのでご容赦を。
とにかくシリーズでも一番の突き抜け具合い。半端はありません。思いつく何となく見たことのあるカッチョ良さそうな要素をかたっぱしから寄せ集めて無理やりくっつけてる分、話の展開も早く、これぞジェットコースタームービー。また、その話がむちゃくちゃだから救いようがない。
おかげでいっぱいのシーンを織り込んでくれて、それぞれがむちゃくちゃなんで、いっぱい書かなきゃいけなかったじゃないか。あー疲れた。
さて、シリーズ通して僕なりの感想ですが、残念は当然つけますが・・・・結構おもろい。
技術的には拙いし、話の筋はむちゃくちゃだったりパクリだったりのオンパレード。だけど、メガ・シャークは立派にキャラ立ちしてるんですよ。こうなると、ファンとして思うのは、逆輸入でハリウッド大物監督がメガ・シャークを使ってくれないかなぁと。
例えば「パシフィック・リム」のイェーガーと戦ってもそこそこ様になると思うんだけど・・・。
ということでメガ・シャーク祭り、いったんお開き。ということです。お付き合いありがとうございました。
追記:
4作続けて、エンドロール後にはこんなおまけもついてました。
「サメは戻ってくる。」
来年もまたサメに会えるのかしら?今度は何かねー?と想像するのも一興です。
宇宙人・幽霊船・シーサーペント・ドラゴン。・・・ゴジラ・・・