名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊

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監督:こだま兼嗣
出演:高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、神谷 明、林原めぐみ
時間:107分
公開:2002年
キャッチコピー:
待ってろ… 絶対、また逢えっから…
ジャンル:
アニメ(日本)ミステリー

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2013年11月25日 | 見た回数: 1回

何本か見てきた中では一番おもしろかったですぜ。

いやね、常々、ドラえもんのスーパーパワーをいかに制限するかで作品の面白さが変わってくる。みたいなことを言ったり聞いたりしてると思うんですが、このコナンくんだって大概なもんで、道路交通法違反な改造スケボーに、もはや住器並みの破壊力を持つキック力増強スーツ。警察沙汰になりかねない催眠薬etc…。

そんな中で今作はゲーム内での設定になる分、そのウルトラパワーが制限されて、純粋に我が身だけで勝負しなきゃならないという足かせがいい方に転んでたように思います。あんまり見てないから一概には言えないんですが、今まで見てきた映画作品の中じゃ、一番推理してたんじゃないだろうか?

過去のロンドンに飛ばされてそこでホームズさん(ゲーム内)に会ってみたり、切り裂きジャック事件を追っかける過程でのいい感じの名作推理小説とのシンクロ感に騙されてるだけなのかなぁ?
また、コンピュータの暴走という、まぁ、使い古されてると言ったらそれまでなんですが、19世紀ロンドンの世界とのギャップやら、そのへんもそんなに悪くはない。
灰原さんも蘭ちゃんもオールスターキャストで事件に巻き込まれてるし、嫌なやつが最後に残るのもお約束。残念ながらあいつがラスボスと同一人物だということも僕は気づかなかったしね。さすがコナン君。よく見破ったなぁ。

まぁ、そう言っても腐ってもコナンとはよく言ったもんで妙に身体能力が高かったり、大人とガチで戦って勝てたりと、んー。アニメならではの設定だったりしますし、これももはや典型的なんですが結局別段これ!という推理と謎解きに驚かされるわけでもない。

また、蛇足な部分も確かにあって、お父さんのクダリとかイランのじゃないかとかも思うんですけどね。全部ゲーム内に謎解きと解決を散りばめといたほうがまとまったでしょうに。べつに親子関係が重要なファクターかというと、んー。ちょっと絡んでるけどいらないんじゃない?くらいだし。
現実の事件もなんかあっさりと終わっちゃったしねぇ。

ということで、突っ込んでいけばいまいちだったりおかしかったりするとこもあるんですが、とりあえず今まで見たコナンの中じゃ一番まともな「名探偵」コナンだったんじゃないかということで、おまけの評価ポイントです。

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