少なくともこの映画の前日譚であるTVスペシャル（ルパンとコナンのコラボ第1段）よりは盛り上がりもそれぞれのキャラのたち方も数段上を言ってる感じがしました。

いまどきの子なんて、多分ルパンの存在はあまり知らないんじゃないだろうかと思うんですが、大人目線で見ると正直コナン君いらない。もっとルパン一味（含むとっつぁん）をメインにしてくれよ。とか思ってたTVスペシャルと比べるともうちょっと存在感とキャラ立ちしてて、ルパンとコナンくんだけでなく、ちゃんと不二子ちゃんと灰原さんの駆け引きがあったり、コナンくんと次元のコンビ（TVスペシャル見てないとわからんだろうけど）や、ルパンと怪盗キッドの辛味などなど本筋以外のポイントでも楽しませてくれて、あー、これはこれでありかなと。言えるくらいまでに感じられましたしね。

ルパンの映画なんて、それこそ山田康雄ご存命な頃の「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」以来。いつしかTVスペシャリだけの存在になり、いつの頃から追っかけなくまでなってたルパンが帰ってきたわけですよ。
絵はどっちかというとコナンっぽいんですが、あの何を血迷ったかのキラキラの目をしたルパンではなかったのが救い。また、なんだかんだで声も慣れちゃいました。

が、このへんは偏屈な僕としては難癖つけちゃうわけです。
言っとくケド、ルパン単体映画が成立しないからっていうやっかみじゃないですからネ！

その1
ちょっと敵方が小ぶりかなー。ほれ、ルパンだと国家レベルだったり地球レベル（マモーとかね）だったりするのに比べると、通常の犯罪者なこと、コナンの敵役だと考えたらまぁ、しょうがないっちゃーしょうがないんですが。

その2
TVスペシャル押さえてないと多分よくわからないそれぞれの関係性など、突発的に見ると厳しい側面も持ち合わせてる気がする。

その3.
惜しいなー。というかこりゃ個人的な願望ですが、怪盗キッドも絡身が少ない。というか、ほぼおまけネタとしてしかないんで、（本編の内容には絡まない）できたら、次回予告みたいにやってたルパン対キッド。2020年公開。みたいなこと言ってた？。
「やるわけねーだろ。」
とコナンくんは言ってましたが、ソッチのほうが興味深いんですよ。僕らからするとね。

でも、なんだかんだで概ね満足。映画館だったんで余計にプラス点が多いですかね。テンポもよく必要な部分を抑えつつも多分2時間内くらいのコンパクトさ加減でダレる部分もない。
まぁ、例えば「ルパン三世 カリオストロの城」と比べたらどないやねん。とかもあるし、それと同様のオススメつけちゃっていいんか？とかもありますが、それでも現時点ではまーいいんじゃないかなー。とかね。いい意味でアンチな期待を裏切ってくれたし楽しい時間を過ごせました。甘々で「オススメ」ってことで。

厳しいツッコミはまー次回見た時にでも。