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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱 黄飛鴻之二: 男兒當自強 / ONCE UPON A TIME IN CHINA II
画像表示切り替え監督: | ツイ・ハーク |
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出演: | ジェット・リー、ドニー・イェン、ロザムンド・クワン |
時間: | 112分 |
公開: | 1993年 |
ジャンル: アクション、歴史もの、伝記、格闘技 |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2013年05月19日 | 見た回数: 1回
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第2弾もこれまた素晴らしい。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」よりもストーリーがしっかりしてる感じがあるかな。前作ほどコメディ部門が薄くなってより黄飛鴻にフォーカスが当たっている感じと言ったらいいでしょうか?
ただ、「イップ・マン 序章」のシリーズよりは軽妙で人間味で言ったらこっちのほうが愛せるトンチンカンぶりも発揮していて、これまた嬉しい。
弟子のフーがユン・ピョウじゃなくなっているのは残念でしたが、まぁ、前作で弟子レベルなのに妙に運動能力が高すぎて若干違和感があったことを考えるとまぁ、よしとしましょうか。
今回は孫文に白蓮教徒といった、これまた近代中国の歴史で習ったものが出てくるんで、それも嬉しい。孫文さんなんて、じっくりと大人物感が出てますしねぇ。彼自身の詳しい話は不勉強で知らないんですが、近いうちに「孫文の義士団」あたりを見たらカバーできるかな?
白蓮教徒がこれまた結構カルトな感じで、そんなのを相手にたった一人でバッタバッタとやっつけちゃうのだ。そこそこの強敵を、地に足付けずに倒してしまうあたりがなんともワイヤーアクション全開で困っちゃいますが、それもまた一興。
でもって、今回はやはり、前作以上に敵キャラが際立ってる。いや、白蓮教徒のボスじゃなくって、ドニー・イェンがね。イップ・マン役で覚えた彼ですが今作はラスボス役。運動能力はリンチェイと同等にあるし、結構アクロバチックに戦ってくれるのでそりゃもう見応え抜群でしたよ。1対1で勝負してくれるってのもいいですな。
あとあと、医学の学会で孫文の通訳を介してですが東洋医学に懐疑的だった西洋医師らが針の技を体感したり、あと、医者不足の中、麻酔がない状態で針で代用して難を逃れるシーン。治療は西洋医学だ・・・みたいな話があった後ということもあるんですが、その技術に感服する医者たちやら、そんなところもステキでした。
そうそう。更に嬉しいことには主題歌は成龍が歌ってますしね。ジャッキーだよね。
ということで、2作目は1作目を上回る面白さ。感覚的には1作目も2作目も面白い「ターミネーター」のシリーズに近いかな?さて、3作目はどうでしょう?はたして「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいに全部が全部楽しめるかどうか・・・?