グリーン・ゾーン GREEN ZONE

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監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン エイミー・ライアン グレッグ・キニア ブレンダン・グリーソン
時間:114分
公開:2010年
キャッチコピー:
グリーン・ゾーン──。そこは、偽りに支配された安全地帯。
114分間、あなたは最前線へ送り込まれる。
ジャンル:
アクションサスペンス戦争

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2011年05月23日 | 見た回数: 2回

別段、ビン・ラディンがどうこうあったからということとは関係ないですが、改めての視聴。映画館で見たときはさすがに大画面に押されて・・・という印象もあって悪くなかった気がしてたんですが、今回の通勤シアターだと・・・ちっちゃい画面での視聴でしたが、それでも緊迫感もあり、戦争のプレッシャーもあり雰囲気も悪くはない。

ただ、前見た時も思いましたが、やっぱり「プライベート・ライアン」や「ブラックホーク・ダウン」。はたまた「硫黄島からの手紙」とか本格戦争映画と比較してしまうとやっぱりチョット物足りない。

現実社会の呪縛を離れて映画らしい盛り上がりとかがあればなお良かったのになぁ。ドキュメンタリー作品になりきれないアクション映画が下手にストーリーだけドキュメンタリー調になってしまったというかなんというか。
割と評判いい(割にまだ未見ですが)「ユナイテッド93」もおんなじ感じなのかもしれませんが、あちらは飛行機という密室空間やら制限時間やら何かとプレッシャーがかかっているのと、あと、明確な主役クラスの主役がいないんでそういう作りもいいのかもしれません。
が、今作は逆にマット・デイモンが足かせになってたりするんじゃなかろうか?でも、彼が出てないとよりみんな見ないような気もするし悩ましいとこですな。

ということで、前回は映画館効果で下駄を履いてましたが、やっぱり物語自体の起承転結とかが薄い作品かなぁ。イイトコも悪いとこもあるし「まあまあ」が妥当なんじゃなかろうか?

石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2010年05月15日 | 見た回数: 1回

さてさて、今年初の映画館視聴は「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」の監督と主演がイラク問題を扱った戦争物。
ボーンシリーズは好きなのでこれもなかなか期待大かな。と思っていってきました。

相変わらずの揺れまくりで酔いそうになること。これは前述のボーンシリーズでもそうでしたが、今作は体感だとあれよりひどい感じでした。ただ、なんだかあの揺れには僕自身けっこう強いらしくて、比較的ひどい揺れの中でも平気で見てられるので、その分、より臨場感ってやつは増してた気がします。

体感で近いのは「ブラックホーク・ダウン」かなー。ただ、あちらほどぶっ通しで息が抜けない緊迫感はなく、そもそも一応統治下のイラクだし、軍上層部との絡みだったり、ジャーナリストとの絡みだったりと、攻撃を受けないシーンもあるので緊張度はちょっと低い。ただ、それでも市街地や戦闘、テロのシーンは緊迫感がかなりあってどこから打たれるのか、とか、巻き込まれてその場にいる感じもあって楽しかったです。

さて、ちと残念というか、惜しい事したなぁ。という点は、これは見る側の問題だとは思うんですが、どうしても主人公がボーンに見えてしまって、その分、あれ?もっと君は出来るだろう。と感じてしまうシーンが多々ありました。ついつい期待しちゃうんですよね。未解決のイラク問題、それもボーンが一刀両断に解決しちゃう。というのを。いや、一般兵だしということを考慮に入れて、出来ればマット・デイモンじゃないと思い込んでから見たらまた違ったのかなー。

ちょっと乗り切れなかった最大の要因は、結果がわかってるサスペンスものだということ。いや、公開がたとえば当時の大量殺戮兵器を探してる当時だったとしたらそりゃ、おぉ、そう来たか。というものですが、いかんせんなんとなく周知の事実になっちゃってる「もともと存在しなかった」に向かって話が進んでいくので、ふーん。まぁそーだね。ということで謎解きや陰謀などを楽しめなかったのが大きい。多分、ほとんどの人が知ってるし、知らない人はそもそも興味がないだろうしね。

基本的にアメリカ批判なのが伝わってきてるので、あんな戦争下にもかかわらず「グリーン・ゾーン」ではプールで泳ぐ水着の女の子たちやパラダイスチェアに腰掛けるおじさんたち。うーん。リゾート地そのものなシーンや、映画の中のテレビでブッシュさんが出てきちゃってまじめにしゃべってるシーンなど、ついついニヤッとしちゃう自分がいるわけなんです。また、が、まぁ、ラストの彼のセリフに映画の、しいてはあの戦争自体のすべてが詰まってるんじゃないかな。イラクのことはイラク人に。です。はい。

ということで、若干肩透かしを食らった間もあったんですが、劇場で見たということもあって楽しめたので評価としては「なかなか」。でも厳密には「まあまあ」くらいなんじゃないかなぁ。

それにしてもマット・デイモンいつの間にあんなマッチョになっちゃったのやら。体もごついし首も太い。まぁ兵士ってなそんなもんと言われりゃそうなんですが、割と若いころから知ってるだけに、なんかごつい人になっちゃったなぁ。

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