僕の中で、多分日本で一番カッチョよくて決まっている俳優さんにあげている佐藤浩市さん主演作品。

いやー。面白かった。

多分僕が見てきた三谷作品でも一番じゃないかなぁ。一通り三谷作品は押さえてはいて、それぞれ好きな作品が多いんですが、常にちょっとだけ物足りない感が漂っていたんですが、今作に関しては見終わった時の満足感が今までとは違いましたね。
これは佐藤浩市が頑張ってたから？

主演の佐藤浩市。日本で一番カッチョイイ男です。さて、じゃ代表作は何かね？と聞かれると「いやー、彼が出てるのはすべて素晴らしいので」とかいいながらも断言を避けふんわりかわしていましたがが、今後僕の中の代表作は今作で決まりでしょう。もう彼の彼による彼のための映画と言っても過言ではない。渋いところもお茶目なところも余すところなくさらけ出してくれてたような気持ちでいっぱいです。
これは三谷幸喜が頑張ったから？

ということで、大いに笑い、大いにうっとりした２時間強。実に楽しかったです。彼とハリソンくんはどうも僕の中で評価が若干甘めになる傾向があるんですが、今作はもちろん「おすすめ」で。

牧野さんをして、人生２番目に面白かったと言わせた映画ですね。

あの「時代工房、日本人かっこいい男ランキング」上位の佐藤浩市を満喫できるんですが、かなり三枚目の役どころですね。でも、やっぱりいい男ですねえ。

洋画好きとしては、まがったヘソを発揮してきびしめの評価にしたいところなんですが、ナイフをなめるところでさんざん笑わせてもらったので、やっぱり最高評価で。

三谷幸喜はときにとても愛情深い。
クールを装うから、その愛情深さがさらに際立つ。

このあとの文章をいろいろ考えていたけれど、すっかり忘れてしまった。

とにかく三谷幸喜目線の唐沢寿明さんは必ず、傍若無人で上から目線のちょっと嫌なやつなんですね。