のだめカンタービレ 最終楽章前編

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監督:武内英樹
出演:上野樹里、玉木宏、ウエンツ瑛士、ベッキー、山田優、谷原章介、竹中直人、吉瀬美智子
時間:121分
公開:2009年
キャッチコピー:
この冬、映画館がコンサートホールに変わる。
ジャンル:
コメディ恋愛音楽マンガ・アニメの実写化テレビドラマ映画化

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年10月27日 | 見た回数: 1回

さてさて、マンガ原作祭り第6弾。なんだかんだで「祭り」と言うより「月間」になってしまった訳ですが、最後を飾るにふさわしい(か?)大作。まずは前編です。
マンガを借りて読み、ドラマシリーズも見てた身にとっては、どちらかと思い入れがあるか?とかも思ってたんですが、そもそもドラマシリーズが4年前。スペシャルドラマも2年前と、ちょっとタイムラグがありすぎて熱もさめてしまっていたのも事実。スペシャルドラマも結局見なかったですしね。
元々映画化を想定に入れてドラマをやってる昨今の流れに対しては、「ケッ。なんかテレビ局主導のお金のにおいがやだねー」と否定的な意見しか持ってなかったんですが、今作を見るにあたって、一概に悪い訳じゃないかも。とか思った次第です。

そんなこんなで最終楽章ですよ。登場人物も見知った人ばかり・・・では無いな。海外編のドラマ見てないからかな?久々に見たこともありやっぱり違和感ありまくりです。日本人にシュトレーゼマンを演じさせるドラマです。ウェンツにベッキーですか。まぁ、ハーフ系ではありますが明らかに日本人なイメージだなぁ。彼ら以外にも、明らかな外国人を日本人が演じてるし、外国人は日本語吹き替えしてくれるしふざけ方も何ともドラマ仕立てな展開。この辺は元々のドラマ持ちと気に入らなかったとこではある。竹中直人もちょっと使い過ぎだしね。

ただ、なんというか海外ロケの効果でしょうかね?内容こそもろドラマ仕立てなんですが、これは映画なんだ。と思わせる何かがありました。一個前に見た「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」とはえらい違いだ。

ドラマシリーズを映画化する意味については、正直よーワカランのですが、今作に関してはもしかしたら劇場で見た方が楽しかったのかなぁ。とも思いました。いや、途中までは正直テレビで十分なんですよ。ヘタッピなメンバーが実力をつけていきついに公演でその実力を発揮するという、スポコン系な流れも悪くないし、話も面白いんです。が、やっぱりテレビドラマの延長でしかないかなー。と。ですがね。ラストのオーケストラのシーンなど、見ていて(聞いていてかな?)とても気持ちいい。劇場で見たらもっと良かったんだろうなー。これは自宅じゃなかなか満喫しきれてないんだろうなー。
本物聞けばいいじゃないか。と言うご意見ももっともなんですが、いやいや、世間の大多数の人なんて聞いたことが無いはず。そもそもこのマンガ及びそっから派生したドラマなどの影響でえらくクラッシック界が盛り上がったのは事実ですし、その延長線上で本物のオーケストラ聞いてみたい。と思わせたのはえらいじゃないですか。

ラストの演奏でふぁーーっとなって盛り上がり、とても気持ちがよかったので、評価は「おすすめ」で!
いや、わかってるんですよ。大甘だってね。

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