ハリー・ポッターと謎のプリンス Harry Potter And The Half-Blood Prince
画像表示切り替え監督: | デイビッド・イェーツ |
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出演: | ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ジム・ブロードベント、ヘレナ・ボナム・カーター、アラン・リックマン |
時間: | 154分 |
公開: | 2009年 |
ジャンル: アドベンチャー、ファンタジー |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2014年02月27日 | 見た回数: 1回
石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2010年04月30日 | 見た回数: 1回
前作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」で急転直下のくらーい話のままエンディングを迎えたわけですが、オープニングはちょっと楽しい。なんせ魔法の世界だけじゃなくて、現実社会にまで悪の力が及んできてるんですもの。(まぁ、そのシーンだけなんですがね。)
かなり悪の組織との全面対決の姿勢になってきて、それなりに面白いし、ラスボスの過去もだんだん暴かれてきてこれまた期待も高まろうというもの。
また、イヤー、何はなくともいいんですよベアトリクス(ヘレナ・ボナム・カーター)。突き抜け加減が気持ちよいのです。登場シーンも多いし、敵方のボスクラスではNo2として、ほぼ実働部隊のトップとしての大活躍。なんだか主役より、わーい、やれやれー。とつい応援してしまう困った敵キャラだこと。
そんな楽しめる点も多いんですが・・・ちと今作は長いんですね。
ハーマイオニーとロンとハリーの3人もお年頃だし「学園生活もやっぱ恋愛模様が大事よねー」というそちらの話しのほうが気になる人も多いのかもしれない。
また、どうしても物語の核心に近づいているということで、たくさんの情報を盛り込まなければならないというのもわかるんですが、学園生活のシーンに入るたびに「あれ?そんなのんびりしてていいの?」「あるいは、そんな重大な事件でもない?」とか思ってしまうんですよね。
一方で校長とラスボスの謎を解くべく冒険をする訳ですが、そこはあっさり目的地に着いてしまってファーーーという盛り上がりもちょっと薄いのは残念なとこです。個人的には学園生活よりこっちの比重あげてくれてもいいのになぁ。
また、説明不足(特に英語版タイトルであるHALF-BLOOD-PRINCEが○○であることや、主要キャラの○○があっさり○○な事など)で置いてきぼり感が強かったこともあってちょっとマイナス点が目についたなー。挙句は双六でいうところの「振り出しに戻る」だし。次作を見越して、という事を考慮に入れたとしてもちょっと尻切れとんぼというか消化不良。ってことで評価は「イマイチ」ってとこでしょうかね。
色恋沙汰が、少々邪魔臭いですね。
石田さんがいう通り、振り出しに戻る感じではありますが、まあでもこれからクライマックスに向かっていくという雰囲気でもあるので、こんなもんじゃないでしょうか。