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フード・インク Food Inc
画像表示切り替え監督: | Robert Kenner |
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出演: | Michael Pollan、Eric Schlosser、Gary Hirshberg、Troy Roush、Joel Salatin |
時間: | 94分 |
公開: | 2008年 |
ジャンル: ドキュメンタリー |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2012年07月07日 | 見た回数: 1回
金 克美 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2010年03月05日 | 見た回数: 1回
今年のオスカー特集をやってて、ドキュメンタリー部門にノミネートされているち、このFood Inc はDVDを購入してみた。どんより上映会でみた「いのちの食べかた」のほうが、強い印象が残っているけど、これもなかなか面白かった。食物そのものにスポットがあたってるというより、企業化していく農業、牧畜、食品ってこういうふうになってっちゃうよ。なんかオカシクない?ってことを前面に出している。
スーパーにいってすんごく沢山の種類の食品が売られているようにみえるけど、実は数種類の穀物や野菜や肉類しか食べてないんだよ、とか、モンサントのこととかも取り上げてた。
食べ物に対する見方を変えてくれると評判があるのだけど、齋藤とか精華の学生たちにはお馴染みの話題が多いのも面白かった。
英語でもいいんだったら送るけど、日本語になったらぜひどんよりで見てね。
もっとげっそり、どんよりするのかと思ってました。見る前の心構えがよかったんかな?お酒飲む前に飲むヨーグルト飲んどく(効用は知らない。ウコンの力とかのがいいんかな?)見たいな。
いや、確かにどんよりはするんですよ。病気の疑惑満載の鳥やら牛やらを見せられるとさ。でも、日本じゃないっていう点が以外に心の拠り所になってるというかね。
確かにオーガニックがいいぞ。とかもわかるんですが、あまりに言われ過ぎると、生来のアマノジャクさんがムクムクと起き出してきて、若干の反感を持ってしまうんだなぁ。
理想は「オーガニックだぜ。おら。」と主張しないでも店頭に並んでるものが安心安全であればいいわけだし、内情は実のところわからないけど、日本の大手スーパーとかはやっぱり利益追求の一方でそういった食の安全にも気を配ってんじゃないかと、勝手に信用してるわけですわ。
※そんな日本だって吉兆だの白い恋人だのミートホープだのはあるんですがね。
というわけで、スーパー食品全般、もう食べれなくなるかな?とかドキドキしながら見たんですが、思ってた以上に平気でした。
いってることは正しいし、フードシステムの問題点もわかる。オーガニック製品のよさもわかるし、そのブームでウォルマートが動いたりということも喜ばしい。でも、映画として果たして楽しめたかというと、作品としては同じ負の面を描いてた「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」のほうが楽しめたかなぁ。