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ウルフ・オブ・ウォールストリート THE WOLF OF WALL STREET
画像表示切り替え監督: | マーティン・スコセッシ |
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出演: | レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー、マシュー・マコノヒー、ジャン・デュジャルダン |
時間: | 179分 |
公開: | 2013年 |
キャッチコピー: 貯金ゼロから 年収49億円 ヤバすぎる人生へ、ようこそ。 | |
ジャンル: コメディ、伝記、ドラマ、実話 |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2023年03月01日 | 見た回数: 2回
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2016年08月14日 | 見た回数: 1回
スコセッシなので、話運びは安定しているのだけど、長い。ほぼ3時間。
で、話はというと、スコセッシ版「ソドムの市」。
金にものを言わせた、乱交と薬漬けの日々。
Wikipediaを見たらちょっと面白かったのがこの記事。
最も多くFUCKという言葉が使われた映画一覧 - Wikipedia
2016年8月現在、本作は堂々の2位。口でクソをたれる前と後にFUCKをつけろ、という勢い。
それにしても、ティム・バートンも、ジョニー・デップが大好きだけど、スコセッシもたいがいディカプリオが大好きですよね。結婚しちゃえ。
なんとなく一人で試聴。でもって、一人で見てよかったな、と。
そういう内容とは知っていたものの、ほとんど、アダルトビデオというか、乱痴気騒ぎ。あらためて見直してわかったけど、その乱痴気騒ぎが主題——描きたいことで間違ってないと思える。
主人公の商材(ペニー株)は株式の本懐である会社資本としての仕事はほとんどせず、純粋なマネーゲームとして扱われ、会社も出資者も主人公、ジョーダン・ベルフォードの儲けになっていく。会社を大きくした後も、相場操縦や詐欺で利益を上げていく。
最近、丞二と、詐欺について話をして、あらためてぼく自身は詐欺というのは、加害者としても被害者としても関わりたくないし、加害者については、一線を超えていると思う──という、趣旨のことを伝えたのだけど、このジョーダン・ベルフォートも、あきらかに一線を超えていて、被害者について、作中で一顧だにすることはないし、作品でも言及しない。
なんで言及しないかってえと、主題じゃないから。主題は詐欺のボロ儲けと乱痴気騒ぎだから。
終盤、LEMONという薬物でデロデロになった二人が、呂律の回らない状態で、受話器を奪い合ったのちに、もんどりうって、食べ物を喉に詰まらせて窒息し、蘇生するところ。デュカプリオたちはよくやりきったな、と思います。
映画というのは、なんとなく2時間に収まっていて欲しいものだけど、この乱痴気騒ぎについては、一回りして、なんとなく3時間が相応しいような気がしました。うまくいえませんが。