なんとなく「時計じかけのオレンジ」だとか「カッコーの巣の上で」（これはネタ的にもちょっとかぶるか）見た印象でした。別にそこまで古い映画じゃないし、苦み走りまくってる時代のディカプリオやしね。時代設定のなせるわざなのかな。
あ、あと、これどんでん返しが動向ってちょっと知ってたからなのかもしれないけど「シックス・センス」もかな。

どんでん返し〜に関しては、知ってただけに若干身構えてみちゃったってのは惜しかったかな。そのまま素直に見てたほうが楽しかったのかもしれない。けど、逆に知ったうえでもっかい見るのも楽しそうな感じでした。思い返すだけでも、あ、あのシーンこれが真実だからか。みたいなのが多数あったように思うしね。

いや、満足満足。面白かったです。今回はプライムビデオの配信終了間近。ということで急ぎ見たんだけど、どっかでまた見直すこともあるんじゃないかなー。

丞二も見ておくとよいといい、スコセッシも好き。でも、予告編を見るに、ちょっとイロモノっぽい謎解きの気配とぷんぷんただよう田舎感。なので、差し引き65％くらいの期待感でのぞんだんですが、ツラかった。

仕掛けはそれなりによいのだけど、謎解き自体にさほどの面白さがある訳でもなく、映画の完成度でいえば並の上、あるいは上の下だとおもう。

でもナチスのシーンや、物語の答え合わせのシーンなど、凄惨で見てられない。付帯する主人公の気持ちを考えるとこれもつらく、視聴後の気分は暗澹とする。

ゆえに評価拒否で判断保留だけど、二度見ることはなさそう。あくまでも映画の出来はいいものだとは思うのだけど。