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ゴーン・ガール Gone Girl
画像表示切り替え監督: | デヴィッド・フィンチャー |
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出演: | ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、タイラー・ペリー、キャリー・クーン |
時間: | 149分 |
公開: | 2014年 |
キャッチコピー: 本当に大切なものはいつも 失って初めてわかる | |
ジャンル: サスペンス、ミステリー、ドラマ |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2020年09月11日 | 見た回数: 1回
でべ | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2015年03月07日 | 見た回数: 未記入
丞:フィンチャーの新作見る?
で:うむ、じゃあ長いんだね。
丞:どうだろう。ええと…ああ、153分だね。
で:わかった。いいよ見よう。
というやりとりの後で覚悟を決めて見たせいか、さほど長くは感じなかった。冒頭から謎かけのような奇妙な展開に主人公が巻き込まれていく。おなじフィンチャー監督の「ゲーム」を思い出だす。
「ゲーム」同様に誰を信頼していいのか、物語が進むほどに足元をすくわれて気持ちが定まらない。人間が映画を楽しめるのは感情移入できる生き物だから、だそうだけど、うまく、うまく、照準が定まりかけたところで危うくさせる。あわれな主人公に肩入れしそうになったところで、それは主人公の視点からみた一面でしかないと思わされたり。まわりを取り巻く常識的なかしこい人たち、刑事さんや弁護士さんも、職業上の正確な対処をしているけれど、本質がどこかはわかっていない。
謎が解かれてしまったあとはすこし冗長だけど、それでもまあ、見てよかった映画でした。
最後に大事なことをひとつ。
これから見るつもりがちょっぴりでもあるかたは、絶対にwikipediaの記事は読まないでください。びっくりするほど最初から最後まで事細かにぜーんぶ書いてありますので。
これがいちばん大事な情報!
ヘロヘロに疲れた状態だったのですが、何の覚悟もなく見はじめてしまいまして。いや、長かったんだけど、けっこう面白かったです。
でべちゃんの感想がなかなか良いんだけど、誰に肩入れしてみたらいいのか、そのアクシデントは計算づくなのか、どう決着するのか。けっこうぐわんぐわん揺れながら見ることができる作品です。
でもって、ラストシーンを冒頭に持ってくる演出は結構当たり前のものなんだけど、この作品では、それが上手にやられてたなあと思います。