ゾディアック ZODIAC

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監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェイク・ギレンホール.マーク・ラファロ.ロバート・ダウニーJr.アンソニー・エドワーズ
時間:157分
公開:2007年
ジャンル:
実話

コメント一覧

でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2012年01月24日 | 見た回数: 2回

わりと好印象のデヴィット・フィンチャー作品ということと、公開時の予告編が「解読不能な暗号文」を呼び物にしたサスペンスのていだったので、間違った方向に期待を膨らませすぎてしまった。ので初回は完全敗北だったのです。長い、何しろ長い。そして地味。派手さや盛り上がりがないので、持ち直せない。実話らしいオープンエンドで、それも3時間耐えた身にこたえる。
ただ、あまりにでべが長い長いと吹聴したら、心の準備ができていたおかげで楽しめた柴田さんがいて、それが心に引っかかっていたのです。もう一度見たら楽しめるのかしら?
そう思っての再視聴なのだけど、やっぱり長かった。初回よりも随分冷静に楽しめたのだけど、ただ長さは変わらなかった。どうしても集中力が途切れてしまう。

地味さが怖い。正義感に溢れる熱血警官などいないし、頭のおかしな猟奇的な殺人者もいない。家族や仲間がいるはずなのに、だれもが孤独。そのうえ情熱のあるものはどんどんはじき出されていく。一応主役はいるのだけど、だれも主役じゃない感じ。
改めて見直して、その地味さと長い長い時間が、この映画に必要だったことは納得するんだけど、やっぱり長い映画は難しい。もうあんまり見たくないなあ。

でべ | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2008年06月10日 | 見た回数: 1回

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2008年05月20日 | 見た回数: 1回

さきにでべちゃんに「長い映画」と聞いていて心の準備ができていた分、あまり長さは感じませんでした。ちょうど尺が長くても、その長さが気にならない「サウンド・オブ・ミュージック」を見るのと同じように、じっくりと楽しめました。
メイキングの中でフィンチャーが、「じっさいはうんざりするほどつまらない殺人だったんだ」と言ったのが印象的だった。それは「殺人がドラマティックであるべき(*)」という主張ではなく、ゾディアックは犯行の猟奇さが特異な訳でなく、メディアを用いて世間を震撼させたことであるとか、そもそも時代が、まだそれほど凶悪な犯罪への不感症を育てていなかったころであったことなどが、ゾディアックを特異なものにしたという主張に聞こえた。
*ただし、人の一生の終わり方の一つである以上、殺人はどうしてもドラマティックにはなってしまうものだとは思うが。

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