レニー・ハーリンは、それなりに信用している監督だったので、監督借りしたんですが、大はずれでした。

お話もさほどの陰謀説っぽさもなく、ちょっとあるどんでん返しもいまいち。

フェイクドキュメンタリー（ファウンド・フッテージ）方式なんですが、まず、レニー、フェイク・ドキュメンタリーを理解していないとしか思えません。

なんと編集してあるんです。この映画のやり方で、「最後まで記録に撮っておくの」のセリフはナシでしょう。フェイク・ドキュメンタリーとして、欠陥品なんだから。

でも、フェイク・ドキュメンタリーかどうかをおいておいても、ぜんぜんレニー・ハーリンの良さは感じられませんでした。

ロメロの「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」を見たときにも思ったけど、プロの監督は、フェイク・ドキュメンタリーに手を出しちゃいけないんじゃないかな。……あ、「クローバーフィールド / HAKAISHA」があったか。