エイリアンvsアバター ALIENS VS. AVATORS

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監督:ルイス・ショーンブラン
出演:キャッシー・フリーゲル、ディラン・ヴォックス、ジェイソン・ロックハート、ヴィクトリア・デ・メア
時間:81分
公開:2011年
キャッチコピー:
勝手に戦え! どちらが勝っても、人類は逃げられない…

地!球!決!戦!
ジャンル:
SFアクション

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石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2013年12月05日 | 見た回数: 1回

冒頭1分で「残念」映画決定。

おぉ、まるでかの超大作「ジュラシック・プラネット 恐竜の惑星」のようではないか。何でしょうか?このファミコン世代の心をくすぐるぐだぐだショボショボの宇宙をイメージしたCG。これまたファミコン感満載のピコピコした効果音。オープニングだけで期待感を煽られてしまった僕は、久々に気合を入れて見ないとこの感動を伝えられないなぁ。と、しみじみ誓ったのであった。

あ、ちなみに、先に言っときますが、「残念と思ったんですが意外に・・・」みたいなことはなく、まごうことなき「残念」映画です。

この手の作品を楽しめない人にとっては時間の無駄遣いそのものですので、何かの機会で流れていたとしても、青空や月(ん?コンクリートジャングルしか見えない?アンサイクロペディアでも読んでなさい)でも眺めていたほうが人生に潤いを与えてくれることこの上ないですよ。

いやー、とにかくこーいうのがあるとついつい書く方に力が入っちゃってダメですね。お陰で見終わってから掲載までに時間がかかって困ります。誰も見ないだろうしねー。とにかく立派な「残念」映画でした。

よくあるのがタイトルは邦題で、正式タイトルはぜんぜん違う。ってことは沈黙シリーズ並みによくあるんですが、これはまごうことなきエイリアンとアバターが戦います。お楽しみに。

さて、じゃ、恒例のネタバレモード。スタートです。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

のっけから殺されるであろう女子大生くらいのお姉さん二人。ハイキングに来て、なぜか水着になり日光浴。多分こいつら殺されるであろう。おぉ、予想通りではないか。

一人目。エイリアンと遭遇。お?これがエイリアン?見た目がプレデター以下。いや、どっちかというと昭和ライダーの敵。さらに困ったことに、きぐるみ感満載で、歩く姿が普通のおっさん。走る姿が遅くどんくさいのはきっときぐるみが重たすぎたからでしょう。

一人目、どんくさく逃げる。エイリアン。どんくさく追っかける。ふたりともめっちゃ走るの遅いやん。一人目の女の子も早く来なさいよ。と思ってたことでしょう。結局一人目がつかまり・・・パンチで腹を突き破る。うげっ。

二人目日光浴中。海行けよ。あれ?一人目戻ってきたよ。しかもお色気パートで客引き目的にふたりともなんでか上半身裸。ここで逃げられては映画として失敗ですんでね。
当然ながらさっきやられてる一人目に化けたエイリアン。二人目も殺害。血はけっこー出ますぜ。

さぁ、本筋スタートです。男子2人女子4人のパーティーでいざ、キャンプ地へレッツゴー。

メンバー紹介
・アメフトキン肉マン:アメリカーンなマッチョ(以後アメフト)
・オタクお兄ちゃん:一応主役?のび太みたい(オタク1)
・アメフトの幼なじみ:女子リーダー的な立ち位置?(ツンデレ)
・地味ねーちゃん:暗そうな黒髪アジア系(オタク2)
・シッカリねーちゃん:他のメンツとは別の世界に生きてそう(シッカリ)
・エロ担当のおねえちゃん:とにかく頭悪そうで空気読まない困ったちゃん(ポルノ)

とりあえず殺されそうなやつを順に推測するとですね。1番は確実にわかるはず。そう。彼女です。じゃ、生き残るのはどれかな?たぶん、「オタク1」は主役っぽい感じだし生き残りそうだぞ。ほかは・・・「オタク2」は微妙ですが、男子のほうが生き残るなら、もう片方は「シッカリ」ものとみたぞ。他は順番はともあれ早かれ遅かれ殺されるに違いない。

キャンプ場近くでで行方不明ネタ(冒頭のあの2人)公開。注意される。が、特に気に留めた様子もないのだ。

キャンプ地に向かう途中でぶーたれるポルノ。帰れよ。

さて、今作は宇宙人がアバターを使って地球人にという「アバター」の逆パターンです。
本体は地球上空に宇宙船の中にいる青い人(じゃないと、アバターのナヴィっぽくないでしょ)。何やらハイテクコンピューター(コンピュータ”ー”は伸ばすこと)をピコピコやってる。スクリーンの奥からその様子を見てる僕ら。パントマイムを見ているようですな。
しゃべらないで、首を傾げたりする。悩んでいるんだろうか?そもそもこのカメラ位置に僕らも首を傾げざるをえない。
とにかく頭悪そうだが、星間移動できるすごい人たちらしいんだし、きっと人類ごときでは思いもつかないような高尚なことを考えているに違いない。

宇宙船からもなんか打ち出した。なんでしょう?宇宙空間からエイリアンを攻撃した?

キャンプ地到着。相変わらず空気読まずにぶーたれまくる「ポルノ」。ほかにもベタな青春エロコメタッチの展開。
そんな中「オタク1」に迫って断られた「ポルノ」が、怒って群から離れ、一人でさまよい、迷子。
予想通り絶対死ぬにちがいない。自分の役どころをよく把握していらっしゃる。偉い!

ででーん。

きぐるみのおっさん登場。捕まる。あの緩慢な動きなら逃げれそうだけど、残念ながらハイヒールはいてきちゃった。逃げるときは靴脱なはれ。
なお、エイリアンは光学迷彩でも持っているのか、「プレデター」バリに姿を消すことができます。いいところはパク・・・オマージュで。

あちょー!ぐしゃ。
女の子がパンダに。(←解説:両目を両手で突かれエグられた)

青春ドラマはだらだら続く。アメフトとツンデレの関係なんかもあれやこれやしてるうちに夜が明け・・・、あれ?「ポルノがいないよ」探しに行こう。

「ポルノ」を探してる間にアバター役の女性登場。
なんかターミネーター3のT-Xみたいな様相ですな。怪しいから追っかける。逃げる。アメフト(元クオーターバック)の足がスクラップでぎこちない走り。
アバターが勝手に倒れて仰向けに。こけたらうつ伏せやろ。さらには「アメフト」がタックルし、問答無用で殴る。いや、押さえつけてるしそこは殴らんでいいやろ。手首を縛り付ける。このへんは優しく、僕でもほどけそうです。

あ、そうそう。殴られると本体(宇宙上)も殴られるようである。痛いのかな?

では自己紹介。
・「アバ」でーす。よろしく。
・私宇宙人なの。信じてね。
・「スカイス」という種類の凶悪な生物が地球に逃げ込んだらしい。ヤツラのせいで私たちの星が・・・みたいな昔話を少々。生み出したのはちなみにこのアバちゃんたちだそうです。で、追っかけてきて残りの一匹だそうですよ。でも自分で繁殖しちゃうゴキブリみたいな生物なので、早くやっつけないとね!

誰が信じるねん(僕)

信じるバカ3人

ちなみに、凶悪生物「スカイス」は字幕で見てると「スカイプ」に見えてしょうがなかった。「スライス」にも見えんな。

ちょっと疑い気味の「ツンデレ」を念動力でダウンさせる。おぉ、すげー。「いつでも逃げれるのよ。でも傷つけたくなかったから。」だそうな。

他のメンツに紹介。
改めて「スカイス」を説明。信じるバカ5人に増強。

・でも、心配しないで。倒すためのロボット「ロボター」で倒せるぞ!
・でも、地球効果に失敗して壊れちゃったみたい。

そういや結構冒頭に流れ星みたいなんが落ちてきてたな。あれかな?遠いからけが人は置いていくしかない。バリアの機械があるよ。あれ?壊れてる。
いっぱい簡単に壊れるな。

振ったりフーフーしたり(ファミコンみたい)してるうちにバリアはなおったみたい。そんなたよんない機械に頼った3人を残してロボターを探しに行こうじゃないか。

残ったバリアー組。バリアーがあっさり壊れる。このままでは「スカイス」さんにやられちゃう。追っかけよう。地味ねーちゃんは機械得意でしょ。なんか直しながら行こうね。と、十徳ナイフを渡す。これで直せんのか・・・いや、さっきもフーフーしてたし意外と行けるのか?

のどかに追いかけるが直らないのでエイッ。とばかりに投げつけると・・・なおった。すげー。ホワンホワン言ってる。でも、それに気づかない。なぜならその時に、あの行方不明で死んだはずの「ポルノ」が登場したからであった!

当然エイリアンの変身である。割と最後の方まで生き残ると思ってた「おたく2」が・・・。バスっ。首が吹っ飛ぶ。色々と殺し方にバリエーションを加えてゆくエイリアンですな。ところで、飛んだ首が欧米人なのはなぜでしょう?
(※おたく2はアジア系黒髪)

喧嘩してた「アメフト」と「ツンデレ」仲直り。ツンデレがデレデレモードに。せっかくですが、スカイスが「アメフト」と「ツンデレ」のところにも登場。
「アメフト」に透明のままちょっかい。アメフトキレて蛮刀をブンブン。当たらない。またしても引っかかれる。切れまくってブンブン。

バスっ。お!やったか?

「ツンデレ」の首を飛ばす。
「ウォー、どうしてくれるんだ。」

いや、オメーのせいだろ。というか、まずぶんぶん振り回すなよ。あと、この展開は斬新すぎるだろ!

「アメフト」の腕をもぎ取る。その後殺害。

人類残り2人。

ついに辿り着いたロボターの拠点。おぉ。イナバの物置みたいな立派な箱がある。

「オタク1」がヒトコト「カッコイイ」

なんかのリモコン押すと、パカっと扉が開く。シュワァッと開くわけではなく、単に扉が手前に開く感じ。奥に誰かがいて押して開けてくれたことでしょうな。

「ロボコン」登場(画像検索するとわかる)。ちがう。最終兵器「ロボター」だ。

再び「オタク1」がヒトコト「カッコイイ」
そうだろうか?どっちかというとカワイイだろう。

やっぱりなんか壊れてるみたい。車を知らない人がとりあえずボンネット開けて中を見てみるみたいな感じでごちょごちょ表面をいじくってたらちょびっと動いた。これでなおったらしい。まるで昭和家電である。45度の角度で叩いてみるといいらしい。
でも、パワーが足りないから6発ぐらいしか弾を打てないよ。とのこと。人類ピンチではないか。

なんだかんだでイナバの物置裏でエイリアンにアバがやられる。大変だ。みんなにはバレていないらしい。 こりゃ残り二人も殺されますな・・・殺さない。何やらエイリアンにも考えがあるのでしょうか。ロボター動いてないし壊しちゃえばいいのに。

ででーん。最終決戦メインパーティとエイリアン遭遇。
人間には圧倒的なエイリアンがアバの前では普通の人。なんか変なダンス(戦ってる)の後に結構やられ姿を消して逃げる。が、 アバも負傷。人類とは逸れる。

最後の希望(人類2人)スカイスのたまご発見。こりゃ潰さなきゃ。とバシバシ叩いていると御大登場。うがー。っと怒ってるぞ。親子の情はあるのね。
やばい、今度こそ殺される!

ういーーん。

ロボター参上。
指先からひょろひょろした光線を連発。あれ?6発?怯むも何故か直進してロボターに向かうスカイス。主砲一発ちゅどーん。スカイス死亡。当然。原子から破壊するというすぐれものですもの。
6発もいらないじゃないか。なーんだ。よかった。これで人類は救われた。

ここから謎。

何故かロボター爆発。修理の具合いがよろしくなかった?やっぱり壊れてた?最後の戦闘に無理があった?

ここからさらに謎。

何故か宇宙船爆発。なんで?????
それに伴いアバも死亡。あ、これは本体が消えたら・・・みたいな感じだとは思うんですが、消えたりするんじゃないのね。

結局生き残ったオタクとシッカリが車をかっ飛ばしてドライブ。でも実は一つだけ割れてなかった卵が・・・ピシッ。

エンドロール。
おぉ、エンドロールの登場人物少ない。多分総勢10人。

いやー、「ジュラシック・プラネット」よりもクオリティは低いんで菅、手作り感はこちらのほうがありますね。なんてったってCGで・・・みたいなのはほぼ皆無。せいぜいアバターのコンピュータ?

まさしく「どちらが勝っても人類は逃げられない…」。いや、逃げる必要もない。

隠しテキストはここまでです。

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