ぼくのエリ 200歳の少女 Låt den rätte komma in (en: Let the Right One In)

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監督:トーマス・アルフレッドソン
出演:カーレ・ヘーデブラント、リーナ・レアンデション
時間:110分
公開:2008年
キャッチコピー:
怖ろしくも、哀しく、美しい12歳の初恋
ジャンル:
ホラー恋愛サスペンス

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2017年03月01日 | 見た回数: 1回

いやー、よかった。
吸血鬼映画好きの僕の中ではトップレベルの一本でした。

「アンダーワールド」だったり、「ブレイド」それこそ「ドラキュラ」だったりというような戦ってなんぼアクション映画ではなく、ただ静かに存在している彼女。
その点では(これは吸血鬼映画かどうか怪しいけど)「クロコダイルの涙」に近いんだろうか。

そんな彼女と、あと、気弱な少年の成長物語の平行線かな。吸血鬼だからという描写も当然あって「どうぞ」と言われないと入れないとか、おひさまダメとかの基本もしっかり抑えている。
あと、なんつってもその吸血鬼らしさ=耽美感?といったらいいのかが十分に感じられて印象的でした。

まぁ、キャラクター的に血が流れないというわけにはいかないんですがそれでもハリウッド映画っぽい。来るぞ来るぞ。行きまーす。じゃーーん。ぐぁーーー!みたいな派手な演出はなく、淡々と続く日常の中で、そのシーンのみが溶け込んでいるというかなんというか。

ハリウッド映画ばっか見てたせいか、あんまり説明的でもないわかるでしょ。というような描写なんかも久々で良かったです。
それだけに「モールス」をどうしたものかな?良さが消されちゃったりしないんだろうか?

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2011年03月26日 | 見た回数: 1回

吸血鬼にまつわる物語に共通するものに、耽美性があると思う。この映画でも、ほとんど中性的な12歳の男女の肌がとても白いことをわかっていて絵を撮っていることがよく伝わってくる。

初恋の映画といえば初恋の映画なので、静かでかつ叙情的なベースラインなのだけど、それなりしっかりとぎょっとする絵も散見される。

タイトルの変遷がなかなか興味深く、原題(英語)は“Let the Right One In”で、これは作中でも非常に深い意味を与えて使われる「入っていいよ」にあたるものだろう。原作のタイトルは『モールス』だそうで、これもキーエピソードにあたる単語。邦題も、最近、邦題センスに不作が多い中では、なかなか悪くない──が、200歳かどうかはたぶん映画作中では言明してないかな。

マット・リーブスがメガホンを持って、ハリウッドでのリメイクが決まってるそうで、なんとなく腑に落ちないけど、……とかなんとか書こうと思ってたら、あ、もう出来上がってるんですね。タイトルは「Let Me In」(「モールス」)。ふーん。

ちなみに本作の少年の名前はオスカー。仲良くなるきっかけがルービック・キューブだったりして、一吾は「あー、丞二ンとこのオスカーやなあ」と発見の喜びを表明していました。

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