5年生の娘が、学校で、

「くーるー、きっとくーるー」という歌が流行っている。また、貞子という幽霊についても流行っているが、うちにはテレビがないので、それを知らない。

というので、賭けてもいいけど、その歌を歌っている君の級友は、原典（「リング」）を知っているのではなく、バラエティ番組か何かの孫引きだろう。君は原典を見なさい……といったら、「怖いのはイヤー」と大反対。

であれば、怖くないリメイクをされたハリウッド版を見たらよろしい……ということで、一緒に視聴。

まあ、怖くないのはわかっているので、さらっと視聴しちゃったのだけど、彼女にとっては、「貞子と浅川」でなくって「サマラとレイチェル」でインプットされちゃったみたい。

まあ、いいでしょう。

今日は、「インファナル・アフェア」につづいての「ザ・リング」で、リメイクデイ。

これはこれで、さきにリメイクもとを見ていたのですが、そのために、「ザ・リング」に新鮮な怖さを求めようとして、肩すかしを食らってしまいました。むしろ「どうリメイクされたかな」という確認的な作業でした。

ひとつ面白いのは、日本のリングよりも、イコン的な怖さが前面に出ているところではないでしょうか。のぐちに「はしごは不吉なの？」ときかれたので、調べてみたところ、アメリカの典型的な迷信だそうでした。

はしごを壁にかけると、地面、壁、はしごで、三角形ができる。このはしごの下を歩くことは、聖なる三位一体を横切って壊すことなのでよくない。

というような意味らしいです。

あとはキリスト教文化圏では、「ヤコブの梯子」のイメージもあって「死」を想起させるんではと思ってたら、 同じようなことを考えている人がいました。
＃それにしても、このひとはちょっと深読みが強いのではとも思いますが……。