まさか続編作られてるとは思ってなかった。結構人気あったんやろか？

娘ちゃんがもうちょっと成長しててお年頃になってるので、父親的立ち位置のJJとのぎこちないやり取りの中で、やっぱり反抗心だったりも出てくるわけで、同じ娘を持つパパとしてはわかる。わかるぞJJとの思いとともに、わかるからこその失敗もわかって困ったもんやなー。

お母さんはルワンダでなんか仕事してるんで二人暮らしってのもあるんやけど、いつの間にやら頭脳派やった娘ちゃんもアクションスターか。ってくらいにトレーニング重ねてるのもおもろい。

イタリア旅行が絡んできて、若者たちのドタバタっぷりとか本業と学業の関係性がなんかで見たことあるなー。と思ったらそうでした。「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」。ほんのり恋心だとか、ちょっと冒険して大人になろうとしてるとだとかね。ただ、そこに引率してパパ（役）がついてきて監視してるってなるとそりゃ反抗もするし、とにかく嫌やろなー。って思うのだ。

後半はスパイモノとしてわりとシリアス路線になって、まさかの人物が黒幕だったり、捕まってボコボコにされたり、同級生が人質取られて味方の施設に潜り込んだりと、「ミッション・インポッシブル」みたいなことまでやる。ただ、ところどころ抜けてるんやけど、それでもけっこう緊迫感あってよかったです。

多分ですけど、娘の成長とともに2作目のほうがより実感（あ、あんなマッチョでおちゃめなことは出来へんけど）出来て、じっくり心に染みました。昔なら1作目のほうが響いたんやろうけどね。

作品としてはまーそんな取り立ててどうこういうほどのもんじゃないけど、バウティスタの成長・成功が見れたのと、父と娘の物語みたいな好物な話を持ってこられると空、評価も上がるってなもんです。面白かった！