ちょっと甘いんだけど、学園ドタバタコメディパートとヒーローアクションシーンとの対比というのかな？どちらも楽しめて、スパイダーマンらしさってのがよく伝わってくる。あと、ヴェノム2のエンドロール後のとこで出てきたやつも見られたしね。

ちょっと癖のあるMJに関しては、キルスティン・ダンストより魅力的で、応援したくなっちゃう二人ではあるんですけど、身近な困ったことを解決してくれる「親愛なる隣人」ってポイントはそのとおりなんだけど世界を救うというにはちょっとピーター・パーカーくんことトム・ホランド自体が頼りなくて、ハラハラしちゃう。

本名と正体がバレても基本もともとスーパーヒーローがいた世界なので普通に生活できちゃってたりもするし、その辺のリアルさ加減で行くとちょっと入り込めない感じはのこるかなー。ま、アメコミ映画にリアルさなんて求めるほうが間違ってるのかもしれないんですけどね。

ミステリオのキャラとか結構良かったし、作品としては楽しいことに違いはないけどね。

大人を簡単に信用しすぎちゃう子供っぷりが可愛らしい2作目。1作目のヒロインとは決別した感もあるんですが、その代わりについにでましたMJ。
MJなんてマイケル・ジョーダンかメリー・ジェーンだろ。と思っちゃうのは悪い癖。ミシェル・ジョーンズのキャラクターもなかなかに毒の効いた、ヒロインらしいヒロインでもなく素敵だったし、ミステリオことジェイク・ギレンホールの嫌な大人っぷりとかもなかなかによろしい。
※最初ミステリオがドクター・ストレンジやん。と思ったのは単にMCUに疎いからに過ぎませんぜ。

前作では無理に一人前として認めてもらおうと奮闘するのに対して、今作は逆に普通の高校生になりたいぞ。と、頑張るも大人の事情等でヒーローの仕事をやらざるを得ない。前作最期に等身大の高校生として地に足つけて頑張ってくぜ。と宣言したにも関わらず、なんだかんだでヒーローとして、アベンジャーズの一員として頑張らざるを得ない状況ってのは一介の高校生では抗えないよなー。などと考えてたりしました。

ナンジャモンジャでちょくちょく画面展開が急激すぎてついていけない部分もあったりしたんだけど

、それでも信じちゃう純粋な子供とやらしい大人の構図であったり、色々と騙されたのも事実。で、かつ結構その辺のやり取りは面白かったです。

ところで、前作もそうだけど、ヴィランがなんだか特殊能力を持ってるとか、宇宙から飛来しただとか、神様だったりしないふつうの人間だなー。とは思いました。ほれ、前2シリーズの敵はグリーン・ゴブリンとかライノとかはいるけど、結構超自然キャラが多かったんで余計にそう思うのかもしれないですけどね。

ラストでせっかくMJと仲良く慣れたのに、まさかの展開がおこっちゃって、ますます自作楽しみじゃないか。