多分一番あかんやろう。とか勝手に思ってました。前日譚でラブストーリー的な部分もあるし、ンー、FinalでFinalしときゃいいのに。とかね。

思ってた以上にこっちのほうが良かった。最後のボスとの戦いはさておき、殺さずの誓いなんていらんリミッターもなく大いに動いてバッサバッサ切り伏せるあたりがとっても魅力的。そらまー、血もいっぱい出ますけど時代劇チャンバラという点で見ればよかったんじゃないですかねー。
全4作はどうしてもマンガありきの剣を使ったアクションバトルモノだったのに対して、今回は特に必殺技がどうこうとかもなく、より時代劇感は感じられたかな。ちと暗いですけど、そこまで無茶なワイヤーアクションを繰り出すでもなく（ないとは言わないし、お前はロロノア・ゾロか？ってとこもあるけど）まっとうにチャンバラしてました。幕末のどんより具合も動きにくそうな服着た新選組の方々とのからみも悪くはないだけに、もうちょっと彼らとのやり取りしてるところを見ていたかった気もするんだけどなー。惜しいな。

ですが、いざラスボスあたりになったところで、んー。イマイチ乗り切れなかったなー。悪くはないんですよ。ただ、（話の都合上しょうがないんだけど）前半の幕末の感じと雰囲気が良かっただけに、そこから一歩引いたマンガの実写化（というか全部そうなんやけど）感が出ちゃって持ったいなーい。あの京都の動乱のママが良かったなー。みたいに思っちゃった。

とはいえ、シリーズで一番どんよりではあるんだけど前半のとこは特に良かった気がします。まー。あとはこの作品語に時代の流れ通りにもっかい見てみるのもありなんかなー。とか思っちゃったので、それだけでも価値アリじゃないかしらん。