猿の惑星 聖戦記 WAR FOR THE PLANET OF THE APES

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監督:マット・リーヴス
出演:アンディ・サーキス、ウディ・ハレルソン、スティーヴ・ザーン、アミア・ミラー
時間:140分
公開:2017年
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あなたは、最後を見届ける最初の人類になる。
ジャンル:
SFアクションアドベンチャードラマ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2021年11月08日 | 見た回数: 1回

いやー、長い戦いでした。ちょっと間空いたんですが、気分的には3作つながった一大歴史ものというかなんというか。「ロード・オブ・ザ・リング」や「ダークナイト」のシリーズを一気観した時の気分と似た濃厚さ。

あえて一言言うなら、「お疲れさまでした」ですかねー。

もうシーザーの誕生から見続けて、裏切られたり虐待されたりしながらもおとなになり、最後今作までたどり着いたのを見続けて、あぁ、本当にお疲れ様。と声をかけてあげたくなる、濃厚な生涯だったなぁ。

今作は完全にエイプ側目線の構成で、特に人類側の立場で物事を見るということが前作ほどなかったかな。ちゃんと見てないけど、古い「猿の惑星」で人類が奴隷のように虐げられてたりする経緯だとかまでうまいことつなげてたかなー。それもズバッとこれが理由!という感じではなく、少しづつ謎が明らかになっていく感じで。
お?この口の聞けない少女は?とか、あれ?なんでこの状況で人類が割れてるんだ?とかね。そんな微妙に分けのわからない状況を、シーザーとともに少しづつ紐解いて、真相にたどり着いていく過程も良かった。

あと、なんと行ってもアンディ・サーキス=シーザーの男前さはそらもうすばらしくて、ついていきますぜ。どこまでも。と言いたくなるくらいなんですわ。ただただ聖人なだけじゃなくて、エイプ側でリーダーの立ち位置にありながら同じ種族を殺したというマイナス点も持ってたりするし、復習のために自らが率いるべき集団から離れて一人で旅立とうとする人間味(?)だったりね。

かたや、ラスボス立場の大佐、ウディ・ハレルソンの狂気じみた感じがこちらもマイナス面で突き抜けてて素晴らしい。典型的なキャラでありながら実は〇〇だからこの行動をとってて、さらには〇〇というオチだったり、実はなんとなく一番人類の行く末をわかっているような感じもね。

復讐劇から脱出モノ〜出エジプト記みたいな感じをもたせて、最後はしっかりとシーザーとともに映画(このシリーズ)が終わっていくんですが、うん。いやー見たなー。という気持ちでいっぱいです。エンディングで空に視点が移っていくとことかもいいじゃないですか。この世界の先にあそこから戻ってくる人類がいるわけですしね。

ということで、何や自分で書いててよくわからない感想だなー。というところではありますが、3部作としては前述の2シリーズに匹敵する満足な一本。満足なシリーズでした。

最後にあらためて一言。お疲れさまでした。

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