彼らは生きていた THEY SHALL NOT GROW OLD

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監督:ピーター・ジャクソン
時間:99分
公開:2018年
ジャンル:
ドキュメンタリー戦争

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2021年07月09日 | 見た回数: 1回

うーん。戦争怖い!

こーいうドキュメンタリー、白黒のちょっと早送り(コマ数の問題らしい。よくわからんけど)の作品だったらまず見ることはなかったんでしょうが、着色して、コマ増やして・・・というアクロバチックに見せてくれることで真実の、かつ今風の絵として見られる分恐怖も伝わりやすかった気がします。一次大戦なんだよなー。
体験者が語る一次大戦の記録。「1917 命をかけた伝令」と同様の時期なのですが、怖さとかリアリティ(当然だ)に関しては圧倒的にこっちが怖い。

とにかく戦場での精神状態をサラリと経験者が語ってくれるんですけど、まー人が死のうが何しようが、とにかく逃げ出すという思考に至らない(そんな人もいたでしょうけど)というのがまず怖い。普通に死んでいき、それがごく当然。作戦的には死ぬのが当然で2割生き残ったねー。みたいなとこも怖いしね。
色んな部分がふっとばされたりもすれば、その映像(写真)もあったりしてリアルすぎて怖いのだ。

また、戦場だけが怖いわけじゃなくって、そもそも戦争が決まったあと、男子なら戦場に行くの当然でしょ。みたいな風潮もこわければ、帰ってから腫れ物に触れるような扱いを受けたり、何だったら帰ってきた人は採用しない。みたいな経済状況だとか、話が経験者じゃないと通じないという社会からはみ出た状態だとか・・・。
あと、結局降伏したのドイツ人たちとのふれあいも冷静に考えたら怖いなー。命令と流れ的に殺し合ったけど、ごく普通の若者たちのごくごく同じ体験をした、どこかしら仲間意識的な部分もあったりして・・・。

ということで、とにかく怖いのだ。淡々と、何だったら若干明るく喋ってくれる分リアリティが半端ない。

評価的にオススメだけど、果たしてみんなに勧めるかというと怪しいしもっかい見るかも怪しいし、子供らに見せるかも・・・うーん教材的にはいいのかなあー。ちょっと怖すぎないか??

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